韓国ドラマに「応答せよシリーズ」というのがあります。
「応答せよ1997」「応答せよ1994」「応答せよ1988」と3作品。
共通しているのは、青春時代を振り返るという内容と、現在では主人公の女の子が仲間の誰かと結婚しているのですが、誰と結婚しているのかが最後にならないとわからないということ。
「応答せよ1997」「応答せよ1994」「応答せよ1988」の中で、どれが1番好きかは好みによると思うのですが、私は3作品の中で「応答せよ1994」が1番好きです。
ソン・ナジョンと兄弟のように育ったスレギの、兄弟のようにじゃれあう姿がいいです。
スレギを演じるチョンウさんは、正直言うとルックスは好みではないのですが、役柄に惚れます!
とにかく、スレギがなんだかんだ言っても、やさしい!
U-NEXTでも見れるようです。
(本ページの情報は2019年6月時点のものです。
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「応答せよ1994」のキャスト
【ソン・ナジョン(Ara)】慶尚(キョンサン)南道 馬山(マサン)市出身。延世大学工学部コンピューター工学科の学生。バスケ部のスター選手イ・サンミンの熱狂的ファン。両親が営む下宿屋で、下宿生たちの世話もする。言葉使いが荒い。スレギとは幼馴染で兄弟同様に育った。
【スレギ(チャンウ)】慶尚(キョンサン)南道 馬山(マサン)市出身。延世大学医学部本科の学生。成績はトップクラスだが、私生活はバスマットでからだをふくほどの無頓着ぶり。下宿生たちからは「野獣」と呼ばれている。後輩で大学をさぼりがちなピングレを、何かと気に掛ける面倒見のよい性格。
【チョ・ユンジン(ドヒ)】全羅(チョルラ)南道 麗水(ヨス)市出身。延世大学工学部コンピューター工学科の学生。歌手ソ・テジの大ファン。人見知りで、他の下宿生たちともあまり口をきかなかったが、だんだん打ち解け、辛辣なことも言うように。
【ヘテ(ソン・ホジュン)】全羅(チョルラ)南道 順天(スンチョン)市出身。延世大学工学部コンピューター工学科の学生。実家は地元でバス会社を営む御曹司。地元に恋人がいたが、遠距離恋愛の末にふられる。
【サムチョンポ(キム・ソンギュン)】慶尚(キョンサン)南道 三千浦(サムチョンポ)市出身。延世大学工学部コンピューター工学科の学生。自分で決めたことは必ず実行する几帳面な性格。
【ピングレ(バロ)】忠清(チュンチョン)北道 槐山(クェサン)郡出身。延世大学医学部予科の学生。親の希望で医大に入っため、学業に身に入らず大学はさぼりがち。優しい性格だが、無口でひかえめ。
【チルボン(ユ・ヨンソク)】ソウル出身。ピングレの従兄弟。延世大学野球部のエースで有名選手。下宿生ではないが、ナジョンたちの下宿にしょっちゅう入り浸っており、元プロ野球選手で今はコーチのナジョンの父親にもかわいがられている。
【ソン・ドンイル(ソン・ドンイル)】ナジョンの父。元プロ野球選手で、現在はコーチ。下宿屋を夫婦で営んでいる。
【イ・イルファ(イ・イルファ)】ナジョンの母。下宿屋をきりもりし、食事は大量に作る。下宿生たちを母親のように見守っている。
ナジョンのお父さん役、ソン・ドンイルさんは韓国ドラマの時代劇でもよく見かけます。
それにしても、ナジョンの両親、どちらとも役名が俳優さんの名前そのまま。
出演者が多くて、脚本家さんも役名を考えるのに、疲れちゃったんでしょうか(笑)。
「応答せよ1994」のあらすじ
1994年、ナジョンの両親が営む下宿屋にはナジョンを含め6人の下宿生たちと、下宿生ではないのにしょっちゅう入り浸っているチルボンの合計7人の若者たちが、ことあるごとに集まっては、わいわいがやがやとやっています。
そして20年後の2013年、ナジョンの新居に大人になった彼らが集まっています。
1994年の青春時代が回想される中に、この2013年に集まっている彼らの姿もちょこちょこはさまれます。
2013年のナジョンは、彼らの中の1人と結婚しているようなのですが夫の顔は映りません。
果たして、ナジョンは誰と結婚したのか?
謎を残したまま、また1994年の彼らに戻ります。
「応答せよ1994」のみどころ
ナジョンが結婚したのは誰なのか?
1994年のようすを見ているとナジョンと結婚しそうなのはスレギだと思うのですが、物語がすすむにつれて、
「あれ?違うかも」
と他の候補者も現れます。
ナジョンの熱い想いはわかるので、
「ナジョンの思いはむくわれたのか?
むくわれずに他の人と結婚したのか?」
とナジョンと結婚した相手は誰なのが、勘繰りながら見てしまうので、小さなエピソードも見る目が変わります。
そのほかにも伏線、謎、謎解きがたくさん!
2013年のシーンで
「この子はナジョンの子?」
と思ったら1994年のシーンで種明かしされたり、
「えーつ!こことここがカップルになったの?」
と2013年のシーンで驚かされたり。
そんなたくさんの驚きが隠されている、ただの青春ものではないドラマです。
文化は違っても青春はみな同じ?
1994年当時に韓国で起こった事件なども織り込まれます。
文化は違っても、青春時代に片思いにあがいたり、失恋したり、出会いを探したりといったことは、どこも同じ。
2013年の彼らと一緒に、青春時代を懐かしむような感じで見ることができるドラマです。
20年後の彼らも、学生の彼らも違和感なし
この俳優さんたちがすごいな~と思うのは、学生時代も、20年後の姿も違和感がないということ。
特に主人公ナジョン役のAraさんは、1994年ではちゃんと学生に見えるし、2013年にはちゃんと40代の奥さんに見えます!
この違和感のなさはすごいなあと思います。
13話「1万時間の法則」でサプライズが!
冒頭、ナジョンの結婚式でキム・ミンジョンが登場して、本人が自分の持ち歌を歌うというサプライズシーンがあって、招待客は大喜びというシーンがあったのですが。
そのキム・ミンジョンは、私のお気に入りのドラマ「紳士の品格」のユン!
ずっと弁護士をやっていた彼を見ていたので、最初気づきませんでしたが、似てるなあと思って調べてみるとキム・ミンジョン本人!
最近韓国ドラマにはまったので知らなかったのですが、キム・ミジョンさんは俳優としてだけでなく歌手としても人気があるようです。
「紳士の品格」についても書いてます。
青春ものって、青春がはるかかなたになってしまった年代の私には、見ててむずはゆいというか、ちょっと恥ずかしい気分になるものもあるのですが、「応答せよ1994」については、まったくそういうことはなく、懐かしい!という気分で楽しめました。
下宿生同士の恋の矢印が、あちこちに伸びてて、それもどうなるか気になって見てしまいました。
ナジョンの両親も、仲良くて、あたたかくて、好きです。
「応答せよ1994」はホームドラマ、青春もの、ラブコメディ、謎解きを混ぜておもしろくしたドラマという感じ。
これ、最後の結末を知ってから、もう一度最初から見直すと、登場人物たちの心のうちが、また違って感じられていいんです!