ドロドロ少なめ適度にハラハラ!韓国ドラマ「太陽を抱く月」が面白い

アラフィフにして韓国ドラマにはまりましたが、ドロドロしたドラマは相変わらず苦手。

愛憎うずめくとか、恨みつらみの復讐劇も苦手。

韓国ドラマによくある、主人公が不治の病という悲しい系のドラマも苦手。

軽い気持ちで見れる、ラブコメかラブロマンスばかり見てましたが、こればかり続くとさすがに飽きてきました。

韓国ドラマの時代劇もの「太陽を抱く月」がおもしろい!という評判は知っていたのですが、

「時代劇ものは、陰謀と策略でドロドロしていそう」

「政策や役職が、ややこしくて話についていけなさそう」

「時代劇ものって、かわいそうなんちゃうやろか」

と時代劇ものにそんなイメージを持っていたので、なかなか手を出さずにいました。

でも、試しに見てみたら。

すぐに、はまりました!

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時代劇系は、大臣っぽい人たち(←アバウトですみません。「お考えなおしください、王様」ってみんなで合唱する人たち)のうちの数人が悪だくみして、しかもその数人の家族も絡んできたりするから、人間関係が入り組んでいて把握するのが大変だと思っていました。

誰が誰の家族だったか、家来だったか、覚えられないこと、よくあります。

そして、宮廷内で働いている男性も女性も、皆、同じ服装なので見分けがつかない(笑)

「この人誰だっけ?」

がずーっと続いて、なんとなく誰が誰か見分けがつくようになるのは、ドラマの終盤あたり。

人の見分けがつかない上に、陰謀や策略が、その時代の政策にからんだものだったりすると複雑な内容になるので、何をたくらんでいるのかいまいち理解できないまま、話はどんどん進んでいったりします。

でも!

この「太陽を抱く月」は大丈夫でした!

そこまで、人間関係が複雑じゃないから、人間関係も把握できる!

幼いころと、成人してから俳優さんと女優さんが変わりますが、覚えられました(笑)

陰謀も、そこまで複雑じゃないので、すっとストーリーに入っていける。

適度にハラハラさせられて、ラブロマンスもほどよく盛り込まれて。

宮廷内の策略や陰謀はあるけど、そこまでドロドロしていない。

大満足できる韓国ドラマでした。

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適度にハラハラ、ラブロマンスもいい感じな「太陽を抱く月」

いろんな登場人物の、いろんなストーリーが進行していきますが、中心になるのは幼いころに出会い、ある陰謀で引き裂かれた2人の恋物語なので、恋愛もの好きな私も満足できました。

もちろん時代劇につきものの、宮廷内の策略と陰謀もありますが、そんなにドロドロしていないので、適度にハラハラできます。

「太陽を抱く月」のあらすじ

弘文館(ホンムンガン)大提学(テジェハッ)の娘、煙雨(ホ・ヨヌ)は、兄のホ・ヨムが科挙の文科に首席合格したので、その兄の放榜礼(パンバンネ)を見学しに宮廷に行きます。

そこで、塀を乗り越えようとしている少年を見つけ、泥棒だと勘違いしますが、実はその少年は世子イ・フォンなのでした。

2人は惹かれあうようになり、やがてヨヌはフォンの妃に選ばれますが、婚礼を前にしてヨヌが病で亡くなります。

そこには、宮廷内の権力を握ろうとする、陰謀がからんでいて。。。。

「太陽を抱く月」のキャスト

【イ・ファン(キム・スヒョン)(少年時代はヨ・ジング)】

いずれ王になる世子という立場ながら、宮廷を抜け出すなどの悪童ぶりで、まわりを困らせている。宮廷内の権力を握ろうとたくらむユン・デギョンの差し金で、デギョンの娘ユン・ボギョンと結婚させられた後も、婚礼前に急死したヨヌを思い続けている。

【ホ・ヨヌ/ウォル(ハン・ガイン)(少女時代はキム・ユジョン)】

ホ・ヨヌは弘文館大提学を父に持ち、学識があり利発な少女。ひょんなことから出会った世子イ・フォンと惹かれあい、妨害にあいながらもめでたくイ・フォンの妃に選ばれるものの、婚礼を前にして病で急。

ウォルは記憶をなくした巫女で、ホ・ヨヌとは瓜二つの容姿。

【ヤンミョングン(チョン・イル)】

イ・フォンと異母兄弟。王位継承者はイ・フォンのため、気ままに旅に出たり、自由人として生きている。自分の立場をわきまえ、弟が王位を継ぐことも、父親がイ・フォンを守るために自分にはつらく当たることも理解しているが、友人の妹であるホ・ヨヌを実は深く愛している。

【ユン・ボギョン(キム・ミンソ)】

宮廷内の権力を握ろうと画策する父親のユン・デヒョンによって、イ・フォンの妃となる。婚礼の後もホ・ヨヌを思い続け、自分にはまったく無関心なイ・フォンを責めることなく、気丈にふるまっているようにみせているが、それは表の顔。裏では邪魔者は平気で蹴落とす、邪悪さを持つ。

【ホ・ヨム(ソン・ジェヒ)】

ヨヌの兄。17歳で科挙にトップで合格。フォンの学問の師となる。その秀才ゆえに前途有望であったが、フォンの妹ミナ公主がホ・ヨムに一目ぼれ。ミナの強い希望で婚姻し、王族と婚姻したことから、宮廷での役職につくことはできなくなり、フォンにも会えなくなった。

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「太陽を抱く月」のみどころ

頼りない世子が多い中、イ・フォンは強い!

ほんまに、見た目で判断しちゃいかん!と思ったのが、主人公のイ・フォン。

世子役なのですが、最初見たとき

「ちょっとせんが細いなあ。貧弱そう(ごめんなさい!)」

と思ってしまったのですが。

全然、貧弱じゃない!

細いけど、男っぽくて、頼もしくって、いいです、ホレます!

見た目で判断しちゃ、だめ。

「世継ぎを作れ」

のプレッシャーを受けながらも、ヨヌを思い続けてはねつける男らしさ、熱さ。

いいです。

ドロドロもハラハラも適度なので、つかれない

宮廷の話なので、権力を握ろうとする陰謀や策略があります。

裏表がある野心家のユン・ボギョンは本当に意地が悪いし、父親のユン・デヒョンの悪人ぶりもなかなかです。

ユン・デヒョンと手を組んで、いろんな策略を画策する大妃ユン氏の、小ずるさも見ごたえあり。

でも、ほどよいドロドロ、適度はハラハラなので、見ていてつかれません。

基本的にはラブロマンスもの

基本的には、イ・フォンとホ・ヨヌ、ウォルのラブロマンスもの。

恋愛もの好きな私が、はまったのもそこ。

イ・フォンやホ・ヨヌ、ウォルをはじめ、いろんな秘めた恋が進行していくのもよいです。

ヨヌにいたっては、イ・フォンとヤンミョングンの2人(この2人、どちらも捨てがたい!内面も外見もいい男!)に深く愛されるという、夢のような状態。

このシチュエーション、好きです(笑)

登場人物が魅力的

イ・フォンとヨヌ、ヤンミョングンも魅力的ですが、そのほかの登場人物にもひかれます。

ヨヌにずっと使えるソルもかわいいし、ウォルを育てるチャン・ノギョンは信頼されている大妃ユン氏と、親友の遺言で守っているウォルとの板挟みになり悩みながらも、自分の信念を貫くその姿に、すっかり入れ込んでしまいます。

私のお気に入りの人物は、イ・フォンに仕える宦官のヒョンソン。

子供のころから仕えているイ・フォンに振り回されながらも、イ・フォンとヨヌのことを心からおもいやる優しいキャラクターです。

ちょっとかわいいところもあって、好きです。

悪人たちの悪人っぷりもいい!

宮廷内で権力を握ろうとしている主な悪人、はユン・デヒョン、娘でイ・フォンの妃であるユン・ボギョン、そしてイ・フォンの祖母でもある大妃ユン氏の3人。

この3人の悪人っぷりも、あっぱれな感じ。

ユン・デヒョンの憎々しさは言うまでもなく、ユン・ボギョンの見事なまでの、表の顔と裏の顔の使い分け!

職場におるおる、こういう女子!

上司や男性社員に見せる顔と、後輩女子に見せる顔が、こわいくらい違う女子社員(笑)

お面付け替えた?と疑うほど一瞬で顔が変わる、底意地の悪い女の子(笑)

そしてイ・フォンの祖母でもある大妃ユン氏の、悪いことってば。

ただ、悪人同士、最初は結構結束してますが、まあ、悪人同士なので、それぞれの思惑もあって、いつまでも結束しているというわけでもなく。。。。

この悪人同士の間で仲間割れが起きてくるころから、ドラマはさらに加速して面白くなります。

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見た後の余韻もよいです。

適度に、コミカルなところもあります。

宮廷ものにしては、全体的にあまり陰湿ではなくてカラッとしている感じ。

何より、見た目があんまり好きじゃなかったイ・フォンにほれちゃったのが、自分でも意外。

それくらい、よいです!

思い続けることって、素敵!美しい!