iPhoneの読み上げ機能を使って、電子書籍をオーディオブックにする方法です。
私は、アマゾンプライム(Amazon Prime)に入っていれば追加料金なしで本が読み放題になるプライムリーディング(Prime Reading)の電子書籍を、この方法でオーディオブックにして「聴く読書」をはじめました。
なかなか読書する時間が作れないでいましたが、オーディオブックにすれば家事や趣味のソーイング、ウォーキングをしながらでも読書できるので、忙しくて遠ざかっていた読書を再開することができました。
今回は主に、iPhoneの読み上げ機能の使い方などをご説明します。
自動音声の読み上げなのでときどきイントネーションが変だったり、妙な間があいたりして、正規のオーディオブックには劣ってしまいますが、無料なので我慢できる範囲かと(笑)
多々ある漢字の読み間違いや、リンクを貼ってある場所やイラストがある場所では「リンク」「画像」と読み上げてしまうのも、無料なのでご愛敬ってことで(笑)
アマゾンプライム(Amazon Prime)に入っていれば追加料金なしで本が読み放題になるプライムリーディング(Prime Reading)の紹介や使い方については、こちらに書きました。
iPhoneの読み上げ機能を使って、電子書籍をオーディオブックにする方法
それではiPhoneの読み上げ機能の使い方をご説明します。
(以下の情報は2021年5月の時点でのものです。
記事の内容、操作や情報などは変わることもあるのでご注意ください)
iPhoneの読み上げ機能を設定する
まずiPhoneの「設定」から「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」→「画面の読み上げ」をオンにします。
(〇のボタンの左側が緑色になればオンの状態です)
これで画面上部から下に2本指でスワイプすると、画面を読み上げてくれるようになります。
iPhoneの読み上げ機能の使い方
電子書籍のページを開いて、上から下に2本指でスワイプします。
この「2本指でのスワイプ」ですが、ちょっとコツがいるようで(私はまだそのコツを習得していません(汗))読み上げるまで何度かスワイプが必要なときもあります。
1回で挫折せず、心を落ち着けて何度かスワイプします(笑)
左側にマークが出てきたら、それをタップして再生マークを出します。
左側のマークをタップしなくても、いきなり再生マークが出ているときもあります。
出てきた再生マークをタップします。
音声を停めたいときは停止のマークをタップします。
「三国志」を「さんごくこころざし」と読み上げたりします。(笑)
このようにiPhoneはまだ完全には漢字を習得していないようです。
漢字の習得は難しいかと(笑)
あと、リンクが貼ってある青字の部分の文字は、その都度
「リンク」
と読み上げますし、イラストや図があれば
「画像」
と読み上げてしまいます。
私はしばらく聞いてきるうちに慣れましたが。
漢字も正しく読めないときがあるので、
「?」
と思う部分は聞き流して、全体を聞いてなんとなく意味を把握するという、まるで英語学習の聞き流しのような要領で聞いてます。
それからこの読み上げ機能ですが、2本指でスワイプした覚えがないのに、勝手に画面を読み上げるときもあります。
使わないときは、「アクセシビリティ」→「読み上げコンテンツ」→「画面の読み上げ」をオフにしておくのも手ですが、面倒ならそのままにしておいて、不要なときに読み上げ出したら左マークをタップして再生マークを出して停止マークをタップするか、画面に立ち上げているアプリを閉じれば
「読みあげ可能な内容が画面にみつかりませんでした」
という音声の後、黙ってくれます。
何分くらいで読み上げるか目安も出してくれる
プライムリーディング(Prime Reading)をiPhoneの読み上げ機能で読み上げた場合、本の冒頭でこの本を全部読み上げるのにだいたい何時間かかるか、本文にすすむと左下にこの章を何分くらいで読むか、目安も表示されます。
あらかじめ所要時間のめやすがわかるのも、忙しい現代人にはうれしい機能だと思います。
ただ私が試した限りでは、これはプライムリーディング(Prime Reading)の場合だけのようでした。
「青空文庫」や「ソラリ」などの電子書籍では、この読み上げる時間は出ませんでした。
すべての電子書籍を読み上げるわけではない
プライムリーディング(Prime Reading)をiPhoneの読み上げ機能で読み上げた場合、ページも自動で送られて行って、停止するまでずっと電子書籍を読み続けてくれます。
私は著作権切れの本が無料で読める青空文庫やソラリも愛用していますが、青空文庫では
「読みあげ可能な内容が画面にみつかりませんでした」
とだけでまったく読み上げませんでした。
ソラリでは画面に表示されている部分は読み上げますが、自動でページ送りしないので1ページずつ自分でめくる必要があります。
自然な朗読のオーディオブックを無料で楽しむなら「青空朗読」
自動音声がどうしても慣れない、でも無料でオーディオブックを楽しみたいということでしたら「青空朗読」のアプリがおすすめです。
著作権切れの本のオーディオブックなので古典的な名作が中心ですが、聴きやすい自然な朗読を楽しむことができます。
まだ「青空文庫」ほどの数の作品は収納されていませんが、順次作品が付け加えられて少しずつう増えています。
2021年5月の時点では「源氏物語」の朗読も聞くことができました。
長編だし、ゆるゆるとした古典なのでなかなか手を出せずにいた本ですが、朗読ならちょっとした隙間時間や寝る前などに聞くことができて、この年にしてやっと雅な世界にふれることができました。
若いころには読書が好きで、学校や職場の行き帰りの電車の中などでよく本を読んでいました。
でもスマホが普及してからは、文庫本を持ち歩くこともなくなりました。
青空文庫の文字が予想外に老眼の目でも読みやすい大きな字だったので、スマホで青空文庫の本を読んではいたのですが、どうしても目を使っての読書は時間や場所が限られます。
オーディオブックなら、料理や掃除をしながらでも、運転中でも、運動中でも聴けるので時間を有効活用できてお得です。
しばらくはオーディオブックにはまりそうです。
アマゾンプライム(Amazon Prime)に入っていれば追加料金なしで本が読み放題になるプライムリーディング(Prime Reading)の紹介や使い方については、こちらに書きました。