元高校教師で優秀な神経外科医を演じる、笑顔が素敵なキム・レウォン。
100万ドルの笑顔とも呼ばれる、キム・レウォンのキラースマイル。
美容家のIKKOさんが、今一押しの俳優というのもわかります。
いっぽう子役から活躍していて、出演するドラマが軒並みヒットしているパク・シネ。
どんな相手役にも似合ってしまうというパク・シネですが、今回の「ドクターズ~恋する気持ち」でもキム・レウォンと息ぴったりで、素敵なカップルぶりです。
そしてこの「ドクターズ~恋する気持ち」。
医療ドラマにお約束の、隠蔽された医療ミスや院長や理事の座を巡っての権力争いなどもはさみつつ、ラブストーリーも進行していくので、さわやかめ。
「白い巨塔」のような重厚さ、複雑さはなくて、気軽に見ることができます。
「ドクターズ~恋する気持ち」のキャスト
【ユ・ヘジョン(パク・シネ)】強面の男たちとの喧嘩にも勝つ、腕っぷしの強い神経外科医。複雑な家庭で育つ。不良少女で、父親が手に負えなくなったため、祖母に預けられる。なかなか心を開かない性格だが、ジホンと出会い、徐々に変化が。
【ホン・ジホン(キム・レウォン)】アメリカ帰りの優秀な神経外科医。過去に事情があって高校教師をしていたとき、ヘジョンの祖母の家に下宿して、ヘジョンの担任になった。
【チン・ソウ(イ・ソンギョン)】ユ・ヘジョンの高校のクラスメイトで優等生。医師になると決心したヘジョンに勉強を教えるが、ある事件でヘジョンとは疎遠に。医師になったが、勤務先の病院で同じく医師になったヘジョンと同僚として再会。
【チョン・ユンド(ユン・ギョンサン)】ヘジョンの勤める病院の神経外科医。後輩のソウに想いを寄せられているが、自身はヘジョンが気になっている。
【カン・マルスン(キム・ヨンエ)】ヘジョンの父方の祖母。不良少女だったヘジョンを預かり、やがて心をかよわせるように。小さいながら、味に定評のあるおかゆ屋を切り盛りしている。
「ドクターズ~恋する気持ち」のあらすじ
病院に荒くれものの負傷者が運ばれてきます。
医師のヘジョンは治療しようとしますが、つきそいの子分たちがあれやこれやと難癖をつけ、また暴力をふるおうとしたので、ヘジョンが力づくで彼らを追い出します。
そしてときは13年前にさかのぼります。
高校生だったヘジョンは、不良少女で、祖母の家で暮らすようになります。
そこには元医師だった高校教師ジホンが下宿していて、ヘジョンの担任にもなります。
あるきっかけで医師になると決心したヘジョンは、クラスメイトで成績のよいソウに教えてもらいながら猛勉強をはじめます。
ソウもはじめは協力的でしたが、ひそかに片思いしていたジホンがヘジョンと仲がよいのを嫉妬。
そしてある事件がきっかけで、ジホンは学校を去ることになります。
ヘジョンの祖母もがんで亡くなります。
13年後、医師になったヘジョンが赴任した病院には、同じく医師として働くソウもいました。
そしてそこに、神経外科医としてジホンも登場します。
「ドクターズ~恋する気持ち」のみどころ
アメリカドラマのグレイズ・アナトミーが好きな人におすすめ
グレイズ・アナトミーほどラブラブシーンはないのですが、お医者さん同士のラブロマンスが好きなら、このドラマも気に入ると思います。
人の命を預かる、緊張感あふれる彼らの日常の中に、さしはさまれるラブロマンスは、過酷な勤務の中で、また違った味わいを持つものになります。
グレイズ・アナトミーが、回を重ねるほどに、ドラマティックになりすぎて現実味が薄れてきたのとは反対に、「ドクターズ~恋する気持ち」は、リアルが感じられるドラマになっています。
複雑に交差する恋のやじるしの結末が気になる
ソウは高校生時代にはジホンに片思いしていましたが、医師になってからは先輩医師のユンドに想いを寄せるようになります。
そのユンドは、徐々にヘジョンが気になるように。
ヘジョンはジホンが。
というように、恋の矢印が交差します。
それぞれの恋のゆくえと結末が気になります。
高校教師と生徒として出会った2人が、大人になってカップルになる過程
高校時代の担任だったジホンと、生徒だったヘジョンが、13年後に同じ病院で働く医師として再会。
そこから2人の恋がはじまります。
子弟関係から発展していく恋愛。
でもヘジョンはジホンに対等に意見を言う、自立した女性。
そんな2人の関係が、だんだん恋愛に発展していく過程が見ていてすがすがしくていいです。
キム・レウォン演じるジホンの男らしさと、すべてを受け入れる包容力
不良少女だった高校生時代のヘジョンに結局は受け入れられて、影響力も持ってしまうその人間力。
ヘジョンへの気持ちを隠そうともせず、ストレートに告白するいさぎよい男らしさ。
複雑な家庭ゆえ、人を愛するということがわからず、ジホンのアプローチをなかなか受け入れられないヘジョンを、ゆっくりと待つ包容力。
ドラマの後半で、ある医療ミスを追求するヘジョンに反対しながらも、彼女のすることを受け入れる懐の大きさ。
ジホンの頼れる男らしさ、包容力に魅せられます。
「ドクターズ~恋する気持ち」ならではの甘いシーン
私のお気に入りのシーンは、ジホンの家でヘジョンと2人ゲームに熱中した後、いいムードになっているのに今一歩踏み出せないジホンに、ゲーム機の上にぴょんと飛び乗ったヘジョンが、きっかけを作ってあげるところ。
見ていてどきどきしました。
それから別のシーンで、ハグして癒してほしいヘジョンが
「こんなときは、こうして、ここに手をまわして」
とジホンの手を取って自分の腰に回し、ハグを指導するシーン。
自分に正直で、自立していながら、かわいい女性だなとおもいました。
医療ドラマで、ともすれば重たくなる内容なのに、全体的にさわやかな感じがするのは、キム・レウォンの笑顔と、パク・シネの清純さかなあと思います。