「TOEICテストに出る順英単語」という本があります。
私が購入した2008年版には、「これだけ覚えれば860点突破!」という副題がついています。
(2011年版の最新版には、この副題はないようです)
「TOEICテストに出る順英単語」は、コンピューターで選び出したTOEICによく出る英単語3000語が掲載されています。
実はずいぶん前に購入していたのですが、本当に英語がさっぱりわからないころに購入していたので「TOEICテストに出る順英単語」は難しく感じてしまって、そのままお蔵入りしていました。
他のもっと簡単な本や、アプリで英単語を学習した後、「TOEICテストに出る順英単語」を再度見てみたら。
この本、使えます!
どこが、どういいのか、解説します。
英語は超初心者だったので、まずは「キクタンBasic 4000語レベル」を勉強しました。
なんせ曜日や月も、英語では怪しいレベルでしたので。
(「キクタン」は本もありますが、アプリもあります)
「キクタンBasic 4000語レベル」の後に、「mikan」といいう、無料の英単語の学習アプリを使用しました。
アプリはちょっとした隙間時間に、さっと気軽に使えるので便利です。
「キクタンBasic 4000語レベル」や、「mikan」については、こちらに詳しく書きました。
実は学生時代から、勉強というものをあまりしたことがなかった私にとっては、机の前に長時間座るということが苦痛。
まずはそこからの克服という、勉強以前の問題でした(笑)
やがて少しずつ机の前に座っていることが苦痛でなくなり、英語がわかり出すと、自力で簡単な英語が読めるようになり、それが楽しくなってだんだん勉強が苦痛でなくなってきました。
とはいえ飽き性なので、なんども三日坊主を繰り返し、長期で勉強しない時期が続いたりということもありました。
だから結構、長い期間、英語を勉強しています。
でも、ゆっくりでも私の英語は進歩していたようです。
久しぶりに「TOEICテストに出る順英単語」を引っ張り出して見てみたら、以前は難しく感じていたのに、今回はまったく難しく感じませんでした。
半分以上が、なんとなく知っている英単語!
「キクタンBasic 4000語レベル」や、「mikan」をやっているうちに、英単語を覚えてしまっていたようです。
アプリは気軽に空き時間にできるところが利点ですが、本には本の利点があります。
アプリだと、同じ綴りで意味が違う単語も、アトランダムでばらばらに表示されるので、同じ綴りだと気付きにくいです。
例えば「resort」には「行楽地」という意味と「訴える」という意味があります。
本だと「resort」の欄に「行楽地」と「訴える」という2つの意味が一緒に記載されているので、「resort」には「行楽地」と「訴える」という2つの意味があるのだな、と一目でわかります。
ところがアプリだと「resort(行楽地)」と「resort(訴える)」の2枚のカードに別れてしまい、しかもこのカードが続けて出ればまだいいのですが、アトランダムに離れて出てくるので、「resort」には「行楽地」と「訴える」という2つの意味がある、ということが頭に残りにくいです。
それから「TOEICテストに出る順英単語」だと、英単語と意味の下に例文がいくつか書かれていますが、この例文が使える!
ビジネスや日常会話で、実際に使えそうな例文です。
しかも
「そんなふうに使うのか!」
とちょっと意外な使い方の例文もあって、目からうろこです。
もう1つ「TOEICテストに出る順英単語」のいいところは、ときどき「TOEIC頻出 単語・語法問題」というコラムが出てきますが、これがまた使える!
TOEIC頻出の問題と解説なんですが、日常英会話でも使い方に戸惑いそうな、ちょっとしたことを解説しているので、TOEICに限らず、英語を話すときに役立ちそうです。
英単語の正しい使い方や、その英単語の持つニアンス、使う状況まで学べます。
私は英語は読むだけじゃなくて、話せるようにもなりたいのでこの「TOEICテストに出る順英単語」のCD(6枚組)も購入していました。
このCDは例文の一部も音声で聞かせてくれるので、文章になったときの単語のリズムも確認することができます。
アラフィフは記憶力が低下どころか、物忘れが得意な年代。
英単語を記憶するときには、CDなどの音声で耳から聞きながら、目は綴りを見て、口は真似して発音する、というように耳、目、口を総動員したほうが、記憶の定着がよくなるのだとか。
発音が難しい単語も、音声で聞きながら覚えたほうがラクです。
私は最近では、ちょっと頑張ってCD1枚分を1日のノルマにしています。
CDを1枚通して聴きながら、ザーッと本にも目を通します。
翌日は前の日にCDで聞いた部分を、ざっと細部まで読み返します。
CDでは読まれなかった例文やコラムも、このときにチェックしておきます。
そして翌日には、次のCDを1枚聞いて、その翌日にはまた聞いたところをざっと読んでいくという勉強方法です。
CD6枚分の勉強を終えたら、また1枚目にもどります。
これを、覚えるまで繰り返していく予定です。
かなりの数の英単語を1日でチェックすることになりますが、この方法だとCD6枚なので13日後には本の最初に戻ることができます。
例えば「TOEICテストに出る順英単語」を最後まで読むのに1か月かかってしまうと、最初の部分は1か月前に読んだことになるので、最初に戻ったときに忘れた単語が多くなります。
12日前の記憶と、1か月前の記憶なら、まだ12日前の記憶のほうが鮮明。
そして鮮明なうちに、再度2巡目で頭に打ち込み、最後までいったらまた3巡目、4巡目と、記憶が定着するまで繰り返します。
「1日に5単語覚える」という方法よりも、大量の英単語をなるべく短期間で繰り返し見るほうが、定着率もいいし大量に覚えられるらしいです。
といいつつ、このやる気がいつまで持続するか。
日々の雑用に紛れて、時間を作るのも一苦労。
あまり気張らず、ゆるーく気長に続けていくつもりです。