ただ読むだけでもおもしろいかも?究極の英文法本「一億人の英文法」

英語を話せるようになりたい、読めるようになりたい。

そのために英語を少しずつ勉強していますが、英単語や英熟語と同じくらい、勉強が大切なのが英文法。

以前、「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」という英文法の本をご紹介しました。

「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」のおすすめポイント
「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」は英語を学びなおす社会人におすすめの英文法の本。はっきり言って10日間で身につけるのは無理ですが、繰り返し読むのに無理のない量・内容。「そうだったんだ」と目からうろこの内容で退屈しません。

まったく英語がわからず、ゼロから勉強していたので、「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」は初心者でもわかりやすく、本の厚さもそんなに厚くなかったので、何度か読み返すのも苦になりませんでした。

「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」が、とても私の役に立ったのは言うまでもないのですが、それでもこの「中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本」で、英文法がすべてわかったかといえば、当然そんなことはなく。

とてもよい本なのですが、英文法のすべてを解説してくれる本ではありません。

漠然と英文法がわかってくると、欲が出てきました。

細かいところまで、解説している英文法の本が欲しい!

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英文法の本なら「エバーグリーン」「フォレスト」と思っていたら

英文法の詳しい本なら「エバーグリーン(Ever Green)」か「フォレスト(Forest)」かなあ、学生時代まじめな学生が持ってたなあ、と思って本屋さんへ探しに行きました。

ところが私は参考書のコーナーでなく、英語学習のコーナーを探したので見つかりませんでした。

後で知ったのですが、は「フォレスト(Forest)」絶版になっていて、「エバーグリーン(Ever Green)」は改定されて出版されているとのこと。

「エバーグリーン(Ever Green)」も「フォレスト(Forest)」も見つけられなかったので、英語コーナーでおすすめ本となっていた「一億人の英文法 ―すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」を購入しました。

私が行った本屋さんの英語学習の書籍コーナーでは、この「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」が本屋さんのおすすめ本として紹介されていました。

実際に英語が使えるようになる?「一億人の英文法」

一億人の英文法」は口語体で書かれているので、参考書のように堅苦しくありません。

単純に読み物としてもおもしろかったです。(分厚いけど(笑))

話すことを前提とした英文法を解説している

社会人が英語を学ぶ第一の目標は、「英語を話せるようになる」ことだと思います。

たとえTOEICの受験が目的だったとしても、受験後はやはり話すことが必要になるんじゃないでしょうか。

この「一億人の英文法 」は、言いたいことを話すために、どんな順番で分を組み立てれればいいか、言いたいことを伝えるためにはどんな文章にすればいいのか、そんな視点で文法を解説しています。

古臭い受験英語じゃない

この「一億人の英文法 」にも書かれていますが、日本の受験英語の中には、昨今では使われなくなったような古い英語表現なども勉強するようになっています。

はっきり言って、受験をしない社会人には無用の長物です。

かといって、そういう受験英語をまったく無視しているわけではなくて、「受験英語には出てくる表現だけど、今はほとんど使いません」とさらっと触れてくれているので、受験生も勉強になると思います。

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言い換えも、ニアンスの違いを解説してくれる

受験英語でよく出題されるのが、言い換え問題。

同じ意味の文章を、違う文章で言い換える問題です。

受験英語だと同じ意味をあらわす違う表現があります、で終了。

一億人の英文法 」だと、同じ意味でも文章が違うとこんな風にニアンスが違う、話し手が伝えたいポイントが微妙に違う、ということまで解説してくれていて、とても親切。

例文もすぐに使えそうなものが多い

例文が多く出てきますが、日常会話やビジネスですぐに使えそうな例文が多いです。

日常会話の例文なので、頭にも入りやすいです。(すぐに忘れますが(笑))

単語も難しい単語じゃなく、日常で使いそうな単語を使った文章です。

考えてみれば、リーディングで難しい論文のような文章を読む必要があるならともかく、普通に日常会話をネイティブなみに自然に話せるほうが、大人として教養を感じられると思います。

だからこの本には受験英語で習ったような英文法は一部出てないように思いますが、そのかわり受験英語で習わなかった英文法が解説されているので、

「へえ、そうなんだ!」

と初めて知ることも多くて(あまり熱心に勉強してこなかったから、ほとんど初めて知ることが多いですが)、読み物としてもおもしろかったです。

解説の文章がやわらかくて、読みやすい

一億人の英文法 」という題名どおり話すための英文法を解説しているせいか、解説も話し言葉で、やわらかい言葉使いなの読みやすいです。

よくある英文法本のかたい文章、難しい表現ではないので、サクサク読めます。

エッセイのような感じで読み進められます。

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全部で680ページありますし、結構分厚い本です。

この本の内容がきれいに頭に入ってくれればいいのですが、ざっと読んでも

「なるほど」

と思うものの、なかなか記憶は定着しません(泣)

でも

「ここはforを使ってもいいのかなあ」

「ここになぜ動名詞がある?」

と思ったときに、辞書のようにひいて調べたり、気が向いたときに気になるところをさっと読んでみたりしています。

いつかはこの本の内容が覚えられるのかなあ。。。。