若いころは大丈夫だったのですが、なぜか歳を重ねてから肌が弱くなってしまって、ケミカル系のヘアケア商品が使えなくなりました。
オーガニックのものでも、中には使うとピリピリするものもあります。
それに絶対安心系のオーガニック製品は、けっこうお値段がお高い。
経済的理由と、肌への負担を考えて、ヘアワックスは手作りしています。
シアバターと好みのオイルで作るので、髪がつやつやになります。
ネットで調べると手作りのヘアワックスには、みつろう(ビーズワックス)も使用しますが、このみつろうというもの、お値段がけっこうお高い。
高いと言っても買えないほどではないのですが、私はお得に作りたいのでみつろうは入れません。
私は、シアバターとオイルだけで作っています。
みつろうを入れないので、夏は特に市販のヘアワックスほど固まらなくて、ゆるいテクスチャーになるし、冬は固いテクスチャーになりますが、シアバターは体温で溶けるので、使うときに気を付けてほんの少しだけ髪につけるようにすれば、特に問題は感じません。
ゆるめのテクスチャーで、ホールド力はそれほどではありません。
アップにするときに、毛が一本も落ちてこないようなきっちりしたアップスタイルをしたいときには、このヘアワックスは向きません。
でも今は、アップスタイルでもちょっと後れ毛が落ちてくるようなルーズなスタイルが流行りなので、そんなスタイルにはピッタリです。
アイロンなどで巻いた髪も、がちがちに固めることなく、自然なカールをキープしてくれるワックスです。
シアバターとオイルで作るので、髪に自然なツヤが出ます。
好きなアロマオイルを入れれば、好きな香りのヘアワックスの出来上がりです。
しかもこのケアワックス、シアバターとオイルで作っているので、髪だけでなくボディケアなど、全身に使うことができます。
私は冬場は小さない容器に入れて持ち歩いて、アップした髪が落ちてきたらつけたり、手につけてハンドクリームがわりにしたりしています。
それでは、いつもどおり、ずぼらな作り方です。
みつろう(ビーズワックス)なしで作るヘアワックス
材料
・シアバター 60g
・オリーブオイル、ホホバオイルなど好みのオイルを6gほど(今回は椿油を使用)
・好みのアロマオイル(なくてもOKですが、シアバター特有のにおいが気になる場合は、アロマオイルを入れたほうがよいです)
・出来上がったヘアワックスを入れる空き瓶
・100均などで売っている小さな泡立て器(なくてもOK)
※シアバターやオイルの分量は、はっきり言って適当です(笑)
※シアバターは精製されていて、シアバター100%のものを使用します。
ネットでも購入できますし、アロマオイルの専門店や、東急ハンズ、ロフト生活の木などで購入できます。
シアバターは開封した後、時間が経過すると独特のにおいが若干強くなってくるので、開封した後は使い切るほうがいいかもです。
そのまま、顔や手足などに薄く延ばすとつやつやになります。
作り方
①シアバターを耐熱の器に入れて、レンジでチンして溶かす。
(多少塊が残っていても、混ぜると溶けるので、ようすを見ながら少しずつチンしてください)
②好みのオイルを入れて、よく混ぜる。
夏場は固まらないのでそんなに混ぜなくでも大丈夫ですが、冬場はがちがちに固まるので冷ましながら泡だて器でしっかり混ぜたほうが空気が入って若干柔らかいテクスチャーになります。
③あら熱が取れたら、完全に固まる前に好みのアロマオイルを数滴~10滴ほど入れて混ぜて、空き瓶に入れて冷まします。
完成です!
私はヘナ(インドのハーブ)で髪を染めているので、ヘナのにおいと相性がいいと言われているイランイランの精油を入れました。
つけすぎるとベタつくので、少なめに少しずつ髪につけてください。
ヘアワックスは通常、手で髪につけた後、手についたヘアワックスを洗い流しますが、シアバターで作っているのでそのまま手になすりつければハンドクリームのかわりになります。
朝の忙しいときに時短にもなるので、おすすめです。