ヘナ染めは簡単です。
ヘアマニキュアのように、髪の表面をコーティングするように染まるヘナならば、ヘアカラーのように染むらを気にしなくていいので、ぶきっちょさんでも気軽にトライできます。
とはいっても、せっかくヘナ染めをするなら、ヘナの特性を最大限に生かしたいところ。
5年以上ヘナ染めをしている私が、その方法とコツをお伝えします。
「ヘナ特有のあのオレンジ色が嫌」「ヘナの匂いが苦手」というかたには、色調を暗めに落ち着かせる方法や、匂いを軽減する方法などもご紹介します。
ヘナで染めるコツの実践編は、こちらに書きました。
私がヘナをおすすめするわけについては、こちら。
5年間ヘナ染めしている私の染め方とコツ~準備編~
~ヘナできれいに染めるために~
ヘナは天然のものを購入する
まれに化学物質の混ぜ物をしたヘナも、出回っているようです。
通常ヘナは1時間以上置いておかないと染まりません。
短時間でそまるヘナは混ぜ物が入ってる可能性が高いです。
化学物質が混ぜてあると、ヘナのトリートメント効果が期待できなくなるので、もったいないです。
私がずっと使用しているのは、ナイアードヘナのヘナ100%のもの。
100gずつビニールで密閉されているので、保管中に匂いが変化して臭くなることがありません。
シャンプー、リンス、トリートメントはノンシリコンを使用する
ヘナは髪の表面をコーティングして染めるため、シリコン入りのシャンプーでシャンプーしていると染まりにくくなります。
必ずノンシリコンのシャンプーを使用してください。
そして注意したいのは、リンスやトリートメント。
同じシリーズでも、シャンプーはノンシリコンなのに、リンスやトリートメントはノンシリコンじゃないという場合があります。
サラサラ系としっとり系があったら、しっとり系にシリコンが入っているケースがあるようです。
リンスやトリートメントも、ノンシリコンのものを使用してください。
シリコン入りのシャンプーを使っている時には、ヘナ染めの前にノンシリコンのシャンプーで髪を洗っておきましょう。
できればヘナ染めの前夜に、頭皮をオイルマッサージしておく
ヘナは頭皮や髪の油分を奪います。
何度もヘナ染めを続けていれば解消されますが、最初のうちはヘナ染めの後、髪がパサついてごわつく感じがあります。
ヘナ染めをする前の日、シャンプー前に頭皮をオイルマッサージしておくと髪がパサついたり、ごわついたりしにくくなります。
オイルは椿油、ホホバオイル、オリーブオイルなど好きなオイルでかまいません。
シャンプーする30分~1時間くらい前に、髪をかきわけてなるべく地肌に近いところに、2~3滴ずつ落としてすりつけていきます。
やりにくければ、手の指先にオイルを2~3滴落として、地肌に塗り込んでもかまいません。
オイルは頭全体で5~6か所くらい、全体で小さじ1~2杯くらい。
量はようすを見ながら調整してください。
最後に軽く頭全体を、手の指でマッサージ。
30分~1時間くらいおいた後、シャンプーします。
前の日にできなかった時には、当日ヘナの前にするシャンプー前でもかまいません。
ヘナはオイルにびくともせず染まるので、ヘナ染めの直前にオイルマッサージをしても大丈夫です。
ただしインディゴで色調を押さえる時には、インディゴの色が入りにくくなるので、当日のオイルマッサージはひかえて、前日までに。
ヘナの色を暗めにしたい時は、コーヒーか紅茶を用意しておく
コーヒーはインスタントの粉末でも、コーヒーメーカーで入れたものでもどちらでもかまいません。
紅茶はできれば濃いめに入れておきます。
コーヒーも紅茶もヘナの色を暗めの落ち着いた色調にします。
ヘナの匂いが気になるときは、イランイランの精油を用意する
ヘナにはハーブ独特の香りがあります。
この香りについては意見の分かれるところ。
気にならないという人がいる一方、あの匂いが苦手という人もいます。
私は何度がヘナ染めをしているうちに、匂いにも慣れましたし、染めた翌日に友人に髪を匂ってもらったけれど
「気にならない」
と言われたので、匂いについてはあまり気にしていません。
でも気になる時には、ヘナをとく時に精油のイランイランを混ぜてください。
ヘナの香りとイランイランの香りは相性がいいと言われています。
ヘナ染めの注意点
・ヘナは頭を冷やします。それがリラックス効果にもなるのですが、からだの冷えやすい生理前や生理中にはヘナ染めは避けたほうがよいです。
・通常ヘナ染めは3週間~1ヶ月おきくらいで大丈夫ですが、初めてヘナで染める時には、白髪にしっかりヘナが入るまで10~2週間おきに染めたほうが、しっかり染まります。
また今までヘアカラーで染めていた場合は、ヘアカラーで染めている部分が伸びるまで、ヘナが入りにくいです。
ここまで準備したら、完璧です。
でもここまで準備しなくても、大丈夫なので、気軽にヘナにトライしてみてください。
よければこちらもご参考ください
ヘナで染めるコツ
私がヘナをおすすめするわけ