「江南ロマンストリート」で韓国のホームドラマのにぎやかさを知る

韓国ドラマにはまっています。

たくさん見たいドラマはあるのですが、ドラマを見る時間が足りません。

それで寝不足を回避するためにも、なるべく20話前後のドラマを中心に見てきて、あまり長い話には手を出さないようにしてきましたが。

とうとう、我慢できずに長いお話に手を出してしまいました。

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といっても、「江南ロマンストリート」は全50話。

全100話もざらな韓国ドラマの中においては、全50話くらいはまだ序の口。

20話くらいでぎゅっと凝縮されたドラマもいいのですが、この全50話という長丁場のドラマも、ゆったり楽しめてよかったです。

「江南ロマンストリート」は恋愛もありながら、中心になるのは家族のお話。

いわゆるホームドラマと呼ばれるたぐいのものだと思うのですが、韓国のホームドラマは、日本のドラマとはまた違います。

おもしろい!

日本のドラマでも、いろんな事件が起きて、家族でわちゃわちゃして、悩んで喧嘩して、結局また家族仲良く。。。。という流れで、韓国ドラマも根本的にはそんな感じ。

でも事件や喧嘩のスケールが違う(笑)

特にこの「江南ロマンストリート」の家族ときたら(笑)

昔「寺内貫太郎一家」(←古っ!歳がバレるっちゅうねん!)というドラマがあって、頑固一徹の父親が毎回、ちゃぶ台をひっくり返して長男と取っ組み合いのけんかをする、というホームドラマがありましたが、そんなのめじゃない(笑)

この「江南ロマンストリート」の見どころを、なるべくネタバレしないように気を付けながらご紹介していきます。

韓国のホームドラマ「江南ロマンストリート」は賑やか!

日本のなごやかで、アットホームなホームドラマを想像していたので、最初は度肝を抜かれました(笑)

そして、やがてその刺激の強さがやみつきに。

なんてったって、息子たちのダメダメっぷりが見事(笑)!

子供たちも独立したし、夫婦水入らずで老後の生活を楽しもう!と思った矢先、子供たちが次々と孫や配偶者、義理の母や義理の妹までつれて転がり込んできます。

長男は仕事をクビになって無職、次男はコメンテーターとして文化人気取りでテレビに出ていますがちゃらんぽらんなちゃら男。

娘ときたら、離婚寸前で娘を連れて帰ってきますが、まあ目を見張るほどの見事なわがままぶり。

唯一、三男だけは仕事でも有能で、きちんとしていて親孝行で、しかもハンサム(←このハンサムももう死語か!)

ドラマのお話が進むにつれて、この長男と次男、そしてそれぞれの配偶者、そして娘のダメダメっぷりが見事なくらいバージョンアップされていきます。

普通、ダメダメちゃんにはいらいらさせられるものですが、あまりの見事なダメダメっぷりに怒るのも忘れて感心してしまうほど(笑)

長男の嫁が、比較的まともなのと、孫たちが大人よりもしっかりまともなのが、見事な対比となっていて美しいです(笑)

あ、三男と義理の妹ちゃん、義理のおばあちゃんも、クズ集団に入っていません(笑)

おばあちゃんと母親も難ありだけど、こういう人っているよなあと妙な親近感

もとから同居しているおばあちゃんも、結構クセの強い人で、ちょっとお嬢様育ち的なわがままさんというか。

例えば家族総出でキムチを漬けたら、豚肉に漬けたてのキムチをのせて食べるのがおばあちゃんのお気に入りなんですが、うっかり嫁である母親が豚肉を買っておくのを忘れると、すねるごねる。

このすねる、ごねるが、韓国なので、日本よりリアクションが大きい(笑)

長男が連れてきて一緒に同居するようになった義理の母親(おばあちゃん)が、このおばあちゃんと若いときからの知り合いのようなのですが、義理のおばあちゃんのほうは苦労してきたのかまともなのですが、このおばあちゃんに対しての甘えたわがままも相当なもの(笑)

息子たちの母親にしても、三男の幸せを願ってのことですが、条件のいい縁談にえらく食いつく(笑)

いるよなあ、こういう人たち、と妙な親近感を持ってしまいます。

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起きる事件のスケールの大きさがはんぱない

わりにさらっと書かれているので、見ていても流してしまいがちですが、よくよく考えてみると起きる1つ1つの事件がやたらと大きい(笑)

日本のホームドラマだったら、この事件1つで最初から最後まで、シリアスにじっくり悩んで、最終回あたりでやっと解決するんだろうなあと思うくらいのレベルの大きさ。

そんな大きな事件が、次々と起こります。

しかも

「次はあんたかいっ!」

というように、順番に家族たちに事件が起こります。

結構大きな事件で、実際にこんな事件が起きたらダメージが大きいと思われますが、この家族たちはへこたれません(笑)

事件やドタバタの中での恋愛がいい!

いろんな事件やドタバタ、喧嘩の中で、密かに進行していく恋愛カップルが。

ちなみにカップルは1組ではありません。

特に三男の恋が、よいです。

すんごくよいです(笑)

放浪癖のある姪っ子が、結構まともに見える

このクセの強い家族にあっては、放浪癖があって家族からは変わり者と見られている姪っ子が、まともに見えてしまいます。

この姪っ子も、元気がよすぎて、おいおいなときもあるのですが(笑)

長男の嫁の妹が、頑張り屋さん

長男の嫁の妹が、いろいろ頑張り屋さん。

脚本家になるという夢に向かって頑張りながら、兄が作った借金も返していこうとします。

そしていじめられれば、ちゃんと反撃する強さもあります。

かわいいし(笑)

嫁同士の関係とかがおもしろかったり

長男の嫁はキャリアウーマンで、次男の嫁は専業主婦なんですが、次男の嫁は独身時代には長男の嫁の部下だったという。

当時は仲が良かったようなのですが、現在は仲があんまりよろしくないという。

でもわがままな娘(彼らには小姑)には、2人で結束して対応するみたいな。

状況によって、臨機応変に関係性が変化するのもおもしろかったです。

韓国のホームドラマ、あるある

①お母さんは何か困ったことが起きるとすぐ寝込む

韓国のホームドラマのお母さんは、何か困ったことが起きてショックを受けると

「アイゴー(「おや、まあ」みたいな意味)」

と嘆いて、しばらく寝込みます。

頭痛対策なのか、頭に白いはちまきをするのもお約束。

お父さんは、寝込んでいるお母さんの枕元で

「そんなこと言ってもしょうがないだろう」

などと説得にあたります。

とにかく怒る、みんな怒る

韓国のホームドラマはとにかく家族の喧嘩が多いです。

誰も我慢しない。耐えない(笑)

言いたいことを言いあうし、遠慮なんてありません。

最初はびっくりしましたけど、慣れたらこれもいいなあと思います。

遠慮しないで言い合えるって、いいんじゃないでしょうか。

怒るけどちゃんと相手に反応する

怒って喧嘩中であっても、ぶっきらぼうにどなりあうような感じですが、会話はあります(笑)

「だから〇〇って言ってんのよ!」

って感じ。

喧嘩中であっても、家族間のコミュニケーションはとられています。

理屈じゃないの、気持ちなの

この「江南ロマンストリート」では、親が子を思う気持ちが強すぎて

「いや、そりゃ、あかんやろ!」

と突っ込みたくなるところが、たくさんあります(笑)

でも理性や理屈じゃなくて、自分の気持ちや感情に正直に生きていると、こんな感じかなあとちょっとうらやましく思うときもありました。

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賑やかで騒々しくて、最初はびっくりしましたけど慣れたら面白かったです。

1話では、主人公のオ・ドンヒが台湾に行って、借金まみれの兄を探しまわるというところからはじまって、兄が作った借金をオ・ドンヒが返済するはめになります。

そしてその兄は、1話でちょっと見つけたと思ったらすぐにまた行方知れずになるのですが、なんと最終話まで、兄は放置!

最初のほうこそ、おばあちゃんがちょっと兄を心配するセリフもありましたが、最後の最後まで兄は二度と出てきませんでした(笑)

みなが落ち着くところに落ち着いて終わりましたが、兄は行方不明のまま。

ここだけ、あれ?ってなりましたけど(笑)

こんな突っ込みどころが多いのも韓国ドラマの魅力の1つ。

おもしろけりゃ、いいんです!