大阪市の西区、中央図書館の西隣にある、土佐稲荷神社をご存じですか?
江戸時代のころより土佐藩邸でまつられていて、明治以降は土佐藩邸を譲り受けた、三菱の創始者である岩崎彌太郎もお参りしていた神社です。
岩崎彌太郎は、この地で事業を始め三菱の発祥の地ともなりました。
何より、その岩崎彌太郎がお参りしていたお稲荷さんというところが、ご利益がありそうです。
マンションの中にある、こじんまりとした神社ですが、敷地に入ると厳かな空気に包まれ、身も心も清められるようです。
平日の人気のないときでも、ちらほらと参拝する人が後を絶ちません。
それでいて、静か。
お参りした後は、気持ちが整ってしゃきっとします。
隣接する公園は、立派な大木が生い茂り、緑がいっぱい。
小さな参道を入ると、鳥居があります。
こちらは大きいほうの鳥居です。
創建は安土桃山時代。
本殿も威厳があります。
岩崎彌太郎さんの邸宅跡の碑。
正確にはこの地の近辺に邸宅がありましたが、現在は集合住宅が建っているため碑もこの地に移されました。
岩崎彌太郎さんの邸宅の跡の碑のわきにある、説明文。
岩崎彌太郎さんが三菱を創業できるくらい成功したのだから、土佐稲荷神社はご利益があるのだろうなあと思います。
お参りすると、岩崎彌太郎さんにあやかれないかしら。
土佐稲荷神社の境内には、大小さまざまなほこらがあって、合格祈願、縁結び、海上安全などの神様がおられます。
その昔は、堀江芸妓が境内の中にある若宮神社に芸事上達を願って、参拝していたのだそうです。
大阪市西区のパワースポットとして有名で、入荷してもすぐに欠品になる厄除けの御神環、御守り指輪(2019年10月現在は販売を中止されています)でも有名な、サムハラ神社からは電車で1駅、歩いても20分くらいの距離です。
パワースポットとしてはサムハラ神社が有名ですが、私は個人的にこの土佐稲荷も何かパワーをもらえそうな感じがしました。