波留さん演じるみずほが、ガジュマルの大木に手を当てて、目を閉じているシーンから、この映画がスタートします。
その冒頭の映像から、最後まで、沖縄の美しい風景や、庶民的ながらもおしゃれな感じの室内のようすなど、どのシーンも絵はがきになりそうな美しい光景です。
そして、なんというか、映画というよりも、お芝居の舞台を見るような気持ちになる、不思議な映画です。
アマゾンプライムでも見れます。
(2019年4月現在の情報です。
最新の情報は公式ホームページでご確認ください)
ビデオも出ています。
映画「がじまる食堂の恋」はどの場面も絵になる
とにかくすべての、映像がいいです。
どこを切り取っても、絵葉書になりそう。
名護という土地のせいか、風景もきれいだし、生活感のある屋内も絵になります。
飾らない、気取らない、リラックス感あふれる、でも絵になる風景。
人物が向き合って会話しているようすすら、絵葉書級の絵になる感じです。
映画「がじまる食堂の恋」は、独特の雰囲気がお芝居を見ているよう
映画がはじまって、しばらくすると「この映画、何かが違う」という違和感を感じました。
演技が下手というのとは違う、でもセリフの言い方や、セリフの内容が通常の映画と違うような。
しばらくして、気付きました。
お芝居の舞台です。
お芝居の舞台のような、セリフまわし。
日常の会話では言わないような、印象的なセリフ。言葉。言い方。
すべてが、お芝居を見ているような感じ。
この映画は、舞台のお芝居を見ているような不思議な感じがする映画です。
そんな空気感が新鮮でした。
映画「がじまる食堂の恋」は4人の恋模様が絡み合って、結末が気になる
先が読めるストーリーも安心感があってよいのですが、この映画は先が読めませんでした。
登場人物4人の恋模様が絡み合って、それぞれに過去があって、いわくがあって。
「で、結局、どの組み合わせて落ち着くの?」
「それとも、くっつかずに失恋で終わる?」と見ていても先がわからない。
結末が最後まで気になる。
そして最後の最後まで、結末が読めない。
個人的には隼人役の小柳友さんがヒット
私としては、隼人役の小柳友さんがいいなあと思いました。
昨今、久しぶりに見る、濃いめの男臭い男って感じです。
この映画で初めて知りました。
整った顔立ちで、濃いめで男臭い。
そこがジョージ・クルーニーを彷彿させると言うと、言い過ぎかもしれませんが、ちょっとそう思いました。
彼は、私世代には懐かしい「バブルガム・ブラザース」のブラザー・トムの息子さんなのだとか。
あらま。びっくり!
今では世界で活躍する、そして森昌子さんの息子さんがボーカルのバンド「ONE OK ROCK」でドラムをたたいていたこともあるのだとか。
男前で、そんな才能もあるなんて、天は二物を与えたのパターン。
最後まで見ました
最近は、映画も映画館でなく家で見ることが多いです。
家で見ていると「この映画、面白くない」と思うと最後まで見ることなく、途中でやめることも多く、なかなか最後まで見る映画が少なくなってきました。
この映画、正直言って「ものすごくおもしろい!」という映画ではないのですが、不思議な空気感とストーリーの行く末が気になって、なんとなく最後まで見てしまいました。
波留さん、なかなか素直になれない主人公に、はまり役だと思います。