ヘナで染める準備ができたら、いよいよ実践編です。
ヘナは染めムラができないので、ぶきっちょさんでも大丈夫。
簡単だし、すぐに慣れるのでぜひトライしてみてください。
ヘナをおすすめする理由については、こちらに書きました。
ヘナの染め方(準備編)は、こちら。
5年間ヘナ染めしている私の染め方とコツ~実践編~
ヘナでキレイに染める方法
髪を濡らす
髪をぬるま湯でしっかり濡らします。
髪は濡れるとキューティクルが開きます。
キューティクルが開かないままだと、ヘナで染まりません。なのでしっかり濡らしてください。
もし髪にヘアスプレーなど整髪料を使用している時は、ノンシリコンのシャンプーで洗ってくだださい。
ヘナは髪ををコーティングして染めるので、整髪料などが残っていると染まりにくくなります。
ヘナには髪や頭皮の汚れを取る働きもあります。
特に整髪料などを使用していなければ、シャンプーなしで、しっかり濡らすだけでも大丈夫です。
髪を濡らした後は乾かさずに、タオルで水分をふき取るだけにします。
ここで濡れたままの髪をタオルでたばねて、以下の作業に取り掛かってください。
おでこ、うなじなど、髪の生え際の肌にクリームを塗る
ヘナは肌も染めます。ヘナで肌にタトゥー風に模様を描く、ヘナタトゥーもあるくらいです。
最悪、ヘナが肌についても何日かたてば自然に取れます。
でも肌にクリームを塗っておけば、ヘナがついてもティッシュでふき取るだけで取れます。
クリームはハンドクリームなどでOKです。私はニベアを塗っています。
ヘナをぬるま湯でとく
ヘナは粉状になっています。
ぬるま湯を少しずつ足して混ぜながら、これをマヨネーズくらいの固さにします。
ゆるすぎると頭に塗った後に、ヘナが顔に垂れてきます。
固すぎると染まりが悪くなります。
どのくらいの固さがいいかは、何度が染めているうちに分かってきます。
ヘナを混ぜる時、手で混ぜると面倒なので、私は使用済みの歯ブラシで混ぜます。
(歯ブラシはそのまま、後でもみあげ付近を染める時に使います。)
そしてここで、いくつかコツがあります。
60度の温度のぬるま湯でとく
ヘナはお湯の温度が60度の時に、一番きれいに発色します。
60度のお湯は、沸騰したお湯に同量のお水を入れると、だいたい60度のお湯ができます。
時間に余裕があれば、1時間ほど放置して、染める前にヘナを湯せんで温めると、もっといいそうです。
私はそこまでしたことはありませんが、ちゃんと染まっています。
暗めの色にするためにコーヒーや紅茶を入れる
ヘナは赤みがかったオレンジ色に染まります。
色を落ち着かせたい時にはコーヒーや紅茶を入れます。私はインスタントコーヒーを粉末のまま混ぜていますが、コーヒーメーカーで入れたコーヒーでもかまいません。
紅茶やコーヒーを液体で入れる時には、ぬるま湯の量を減らして、ヘナがゆるくなり過ぎないよように注意してください。
ただし、木藍(インディゴ)入りのヘナで染めるときは、染まりが悪くなるので、コーヒーや紅茶は入れないでください。
オイルを数滴混ぜる
ヘナは頭皮や髪の油を取ります。
ヘナで染め続けると改善されますが、最初のうちは髪がパサつく感じがあります。
前日までに頭皮をオイルマッサージできなかった時には、ここでオイルを数滴、ヘナに混ぜ込んでおいてもOKです。
ヘナは油で染まりにくくなることがありません。
ただし、木藍(インディゴ)入りのヘナを使用する時には、染まりが悪くなるのでオイルは入れません。
プレーンヨーグルトをヘナに混ぜる
ヘナにプレーンヨーグルトを混ぜると、髪のつや出し効果がプラスされます。
ヨーグルトの乳脂肪には髪をうるおわせる効果が。
そしてヨーグルトのたんぱく質には髪のダメージを補修する効果があります。
私は大さじ1~2杯くらい入れます。
私は入れたことがないのですが、インドの女性は卵を入れることもあるそうです。
卵で、髪に必要なたんぱく質を効率よく補給できるようです。
卵を髪にパックすると髪がサラサラになるそうです。ヘナに混ぜてしまえば、卵でパックするのと同じ効果が期待できます。
こちらも同じく木藍(インディゴ)入りのヘナで染めるときには、染まりが悪くなるのでヨーグルトも卵も入れないでください。
イランイランの精油を入れる
ヘナにはハーブ特有の匂いがあります。気にならないという人がいる一方、あの匂いが苦手という人もいます。
イランイランの精油は、ヘナと相性がいいと言われています。
ヘナをお湯でとく時に、イランイランの精油も数滴落とせば、香りに癒されます。
私の場合、最初はヘナの匂いが気になりましたが、ヘナ染めを続けているうちに気にならなくなりました。
使い捨てのビニールの手袋をする
ヘナをお湯でといたら、いよいよ塗る準備です。
まず使い捨てのビニールの手袋をします。
ヘナは肌についても、何日かたてばだんだん取れます。
ただ爪の間にヘナが入ると、なかなか取れません。ビニールの手袋は、私も毎回必ずしています。
頭にヘナを塗っていく
ビニールの手袋をした手で、少しずつヘナを頭に塗っていきます。
~ヘナをきれいに塗るコツ~
もみあげには歯ブラシで塗る
最初に染まりにくい、もみあげにヘナを塗ります。
耳の上の部分などは、歯ブラシでヘナを塗ると、塗りやすいです。
もみあげ→頭頂部→サイド→反対側のサイド→前髪→後ろの髪、の順番で塗る。
髪の毛の根元が染まるように、なるべくヘナは頭皮に近いところに、少しずつすりつけていきます。
髪を少しずつかき分けながら、頭頂部→サイドの髪を上から、下へ。
塗り終えたら、逆サイドも同じように上から下へ縫っていきます。
両サイドにヘナを塗り終えたら、前髪→後ろの髪も上から下へ。
全部塗り終わったら、少し残しておいたヘナを髪の毛の真ん中から毛先にもたっぷりつけて、頭の上でおだんごにします。
ヘナで固まるので、髪がおだんごになります。
塗り終えたらサランラップで頭をおおう
髪に塗ったヘナが乾燥すると、染まりが悪くなります。
ヘナの水分が飛ばないように、頭をサランラップでおおいます。
サランラップの上からタオルで巻き、ドライヤーで1~2分温める
ヘナの染まりを良くするために温度も大切です。
ヘナが冷えてしまわないように、サランラップの上からタオルを巻き、さらにドライヤーで1~2分あたためます。
タオルが暖かい空気を含み、ヘナが覚めにくくなります。
保温アルミキャップでカバーし1時間放置する
ヘナが冷えないように、さらに保温アルミキャップで頭をおおいます。
保温アルミキャップは100均でも購入できます。
キャップがない時は、ヘアキャップや、古いニット帽などでもOKです。
冬場など気温が寒い時期は、なるべく暖房の効いている部屋で過ごします。
ヘナ染めの時は、ここでしっかり置いておくとしっかり染まるので2~3時間置いても大丈夫です。
1時間以上置いたら、ヘナを洗い流す
ぬるま湯でヘナを洗い流します。
ヘナ染めの後、髪や頭皮は油を取られているので、シャンプー後にオイルを2滴ほど、髪にすりこんでおくとパサつきをおさえることができます。
ヘナの色が明るすぎると思う時には
ヘナで染めを続けると、ヘナがきれいに発色してきます。ヘナは赤みがかったオレンジ色。
ちょっと色目が明るすぎるな、と思う時にはインディゴ(木藍)で落ち着かせることができます。
インディゴはネットなどでも手に入れることができます。ヘナで染めた後に、もう一度インディゴで染めるとベージュや茶色に染まります。
髪質によって、若干色目は変わります。
私は、ヘナの後もう一度インディゴで染めるのが面倒なので、インディゴ入りのヘナを使用しています。
私が使用しているのは、ナイアードヘナのヘナ100%でこれは400g入り。
ナイアードにはヘナ+木藍が濃淡2種類と、黒茶色もあるのでお好みの色を選んでください。
(100g入りですが、400g入りもあります)
木藍(インディゴ)入りのヘナは、オレンジのヘナの発色を落ち着いた自然な色にしてくれるのですが、その反面、染まりが悪いのが難点。
木藍(インディゴ)入りのヘナで染めているうちに、
「染まりが悪くなってきたな」
「白髪の部分が光出したな」
と感じたら、ヘナだけのもので染めます。
ヘナだけの明るい発色が気になるときは、若干暗めに発色するハーブ入りのヘナもあります。
ヘナは天然のもので安心なのですが、それでもアレルギーが出ることもあるので、必ずパッチテストはおこなってください。
ヘナはとにかく、使い続けると髪がつややかに健康になっていきます。
白髪も目立たなくなるし、髪もきれいになるし、私はこれからもずっとヘナ染めを続けると思います。
こちらもよろしければ、ご参考ください
ヘナをおすすめする理由
ヘナの染め方(準備編)