韓国ドラマ時代劇「カンテク~運命の愛~」恋と悪者成敗の爽快感!

カンテク

時代劇は現代ものでは味わえない秘めた恋、奥ゆかしさが漂う恋物語を堪能できます。

宮廷ものとなると王の座をねらう王族や、権力を握ろうと画策する大臣たちの陰謀や策略などの悪だくみも絡まって、ハラハラドキドキな展開から目が離せません。

次々と押し寄せる危機、時に濡れ衣を着せられながらも機転をきかせて危機を切り抜け、ときには愛する人を救うために奔走する姿に胸が熱くなったりします。

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韓国ドラマでは全50話なんてざらで、ときには全100話になることもあります。

そんな中で「カンテク~運命の愛~」は全20話。

今回、さくっと見られるサイズでストーリーもおもしろく、加えて恋物語の部分も恋愛もの好きの私が十分満足できた韓国時代劇ドラマを見つけたのでご紹介します。

イ・ギョン役のキム・ミンギュさんは「社内お見合い」にも出ておられますが、こちらも超おすすめです。「カンテク」の時とは全然違う、無口でクールな秘書役です。かっこよさでは「社内お見合い」のほうが私の好みですが、ストーリーでハラハラドキドキできるのは「カンテク」のほうだと思います。

(「社内お見合い」のストーリーもおもしろいですが、ハラハラドキドキでは「カンテク」のほうに軍配を上げます)

「カンテク~運命の愛~」は忙しい人にもおすすめの韓国宮廷ドラマ

全50話や全100話など、話が長ければ物語や心理描写なども丁寧に描かれるしストーリーの規模も大きくなるので、それだけ壮大な歴史ロマンが楽しめますが、100話近いドラマを見るのは時間的にも気持ち的にも余裕があるときでないと難しかったりします。

「カンテク~運命の愛~」は全20話。

忙しくて時間的余裕がないときでも、比較的サクサクと気軽に見ることができます。

そして「カンテク~運命の愛~」は20話の中でいろんなことが起きるので、おもしろさもぎゅっと凝縮された感じ。

宮廷内の権力闘争だけでなく恋模様も丁寧に描かれているので、恋愛もの好きの私も楽しんで見ることができました。

「カンテク~運命の愛~」のみどころ、おすすめポイントなどをご紹介します。

「カンテク~運命の愛~」のあらすじ

19世紀、朝鮮王朝の王イ・ギョンの王妃として、王の初恋の女性でもあるウンギが選ばれました。

親迎行列の最中にも嬉しさが隠せない王のイ・ギョンは、何度もウンギを振り返り内官にたしなめられていました。

ところがその親迎行列の最中に、王イ・ギョンと王妃ウンギは何者かに銃で撃たれ命を落とします。

さまざまな情報を仕入れてはその情報を売ることを生業としている芙蓉客主のワルは、商売仲間のンボにこのことを知らせます。

ウンボは以前、自分が売った情報がこの事件に関係していると気付き、ワルと一緒に事件を調べることにします。

巫女でもあるウンボは宮廷にもどり、死んだ王の死体から銃弾を取り出そうとしますが、そのとき死んだはずの王が息を吹き返します。

驚いたウンボは宮廷を飛び出してしまいます。

幼い頃の記憶がないウンボの前に、ウンボの父親の友人だという大司憲ペク・チャヨンが現れます。

ウンボは都の通りで、濡れ衣を着せられ縄につながれた両親の姿をみかけて、記憶を取り戻します。

一方、息を吹き返した王は、亡くなった王妃にそっくりな女性の夢を見ます。

王のまわりでは権力を把握しようという悪だくみが計画され、亡くなった王妃の変わりに新しい王妃を据えるべく、新しい王妃選びのカンテク(揀択)が行われようとしていました。

「カンテク~運命の愛~」のキャスト

【カン・ウンボ(チン・セヨン)】

幼いころに記憶を無くし一人でいるところを拾われ、巫女として育てられる。

ワルと一緒に情報商もしている。

【イ・ギョン(キム・ミンギュ)】

朝鮮王朝の王。

実家のキム一族の繁栄を第一に考える実母とは、あまり関係がよくない。

幼い頃に出会った初恋の人を思い続けている。

【イ・ジェハ(ト・サンウ)】

王族出身でありながら、祖父が逆賊だったため王族とは関係ない貧しい暮らしをしていた。

王イ・ギョンが銃で撃たれて亡くなったため、突如、王の継承者としてかつぎ出される。

【チョ・ヨンジ(イ・ヨルム)】

王妃の親族であるキム・マンチョンと並ぶ権力者、左議政チョ・フンギョンの娘。

幼いころから、イ・ギョンに思いを寄せている。

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「カンテク~運命の愛~」のみどころ、おすすめポイント

ここからは「カンテク~運命の愛~」の魅力について、語ります!

「オクニョ 運命の女(ひと)」や「トンイ」が好きな人におすすめ!

ウンボは宮廷のはかりごとに巻き込まれ、ときに濡れ衣を着せられて窮地に陥ったりもしますが、機知と勇気で戦います。

悪や苦難に耐え忍ぶというよりは、戦う系。

カンテクの、他の意地悪な候補者にビンタされれば、ビンタを返す。

見ていて小気味よいです。

このヒロインのウンボを演じるのはチン・セヨンさん。

そう「オクニョ 運命の人(ひと)」のオクニョを演じた女優さんです!

こちらの「カンテク~運命の愛~」でも、オクニョとときと同様に数々の危機を、ハラハラさせながらも果敢に乗り越えていきます。

韓国ドラマの時代劇「トンイ」も人気がありますが、トンイと同じく、女性が機知と勇気で危機を乗り越える、悪をやっつける、すっきり系のドラマです。

「オクニョ 運命の人(ひと)」や「トンイ」が好きな人なら、この「カンテク~運命の愛~」も気に入ると思います。

子供の頃から好きだったという、韓国恋愛ドラマあるあるな王道ストーリー

韓国ドラマあるあるですが、恋愛ものにおいては子供のころに偶然出会っていて、子供のころから好きだったというのはよくある話。

「カンテク~運命の愛~」でもしかり。

2人は子供のころに出会っていて、そのころから想い続けているわけです。

ふかーく、ながーい想い。

しみじみと味わい深いです。

笑わせどころもきっちりおさえてます

シリアスな展開の中にコメディ的要素をうまく混ぜ込んで、ときどきクスっとさせてくれるのも、韓国ドラマのうまいところ。

「カンテク~運命の愛~」でも深刻なストーリーの中で、ワルやファン内官などの魅力的なキャラクターたちが、きっちり笑わせてくれます。

私のお気に入りはファン内官。

冷静さが要求される内官でありながら、時折思わず出てしまう感情的な言動がおちゃめです。

悪いやつらが、ここにも、あちらにも

宮廷もので権力を把握しようとたくらむ悪者は、時代劇に必要不可欠。

「カンテク~運命の愛~」では、悪だくみをする悪いやつらが1グループだけでなく、ここにも、あちらにも登場します。

悪いやつら同士が敵対していたりもします。

そしてドラマが中盤にさしかかると

「えっ?あんたもかいなっ」

とあらたな悪だくみも発覚。

気が抜けません。

(そして悪いやつらに囲まれている王に、深く同情。

王様って大変)

何度も言うけど全20話というサイズもうれしい

全50話とかだとコンスタントに続けて見られるときはいいのですが、途中忙しかったりしてしばらく見られなくて間が空くと再開したときに

「これ、誰だっけ?」

「あれは、どうなったんだっけ?」

などこれまでのストーリーやキャラクターを忘れてしまって、前回までのおさらいが必要になるときがあります。

(記憶力がいい人は、覚えていられるのでしょうが)

時間があまりないくせに、違う韓国ドラマを何本か平行して見ているときなんか(←忙しいなら考えろよ、節操のない私)、久しぶりに再開するとドラマのストーリーが頭の中で混ざって混乱したりもします。

全20話なら、記憶力の悪い私でも、途中でしばらくドラマを見るのをお休みして再開しても、ストーリーを覚えていられるサイズです。

(ほんまか?)

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王様が初々しくてすがすがしい

「カンテク~運命の愛~」の王様は若い。

大人の男性というより、青年といった感じ。

若い女性には大人の男性とうつるのでしょうが、おばちゃんにカテゴリされる年齢の私から見ると、王イ・ギョンはまぎれもなく青年。

若い!

若くてすがすがしい王、いいです!

女同士の戦いも結構怖い

王妃を選ぶカンテク(揀択)が主な舞台なので、王妃の座を巡っての女性たちの戦いも見ごたえあり!

王妃に選ばれれば、実家の繁栄も約束されたようなもの。

なので女性たちは一族の期待を背負って王妃に選ばれるべく、カンテクに挑みます。

なかなか一筋縄ではいかない女性たち。

連帯感が生まれたり、他を蹴落とすために策略をめぐらせたり。

女性同士の戦いも、結構怖い。

策略、陰謀など、どろどろした怖い部分もありますが、全体的にウンボと王イ・ギョンのさわやかさのおかげで、全体的にすがすがしい感じのドラマだと思います。

ハラハラもしますが、スカッともします。

ちょっとここからは、本音の一言。

ネタバレになるのでご注意ください。

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ここからネタバレになります。

結末に触れる一言なので、ご注意ください。

最後、2人が幸せになりそうで、そこは安心しました。

よかったです。

でもね。

あれだけ涙にくれて

「王様のそばに私がいるといけないの」

と相当の結審で雲隠れしたウンボが、探しにきた王様に見つかったとたん、特に拒むでもなく王様と一緒に歩くとは(笑)

あれだけの思いで宮廷を出たのに、あっさり宮廷に戻るのか。

いえ、ハッピーエンドが好きなのでそこはそれでよいのですが。

あれだけ悩んで宮廷を出て行ったのは、なんだったのか(笑)

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とはいえ、おもしろければ結果オーライ。

リアルさなんて、いるもんか(笑)