出町ふたばは大福に興味がなかった私をとりこにした豆大福

京都の京阪本線 出町柳駅から徒歩7分の場所にある「出町ふたば」さん。

ここの豆大福は超人気。

関西地区の百貨店でも時々売られていますが、長い行列がいつもできていて、早い時間に売り切れます。

私はふだん大福は食べないのですが、ここの出町ふたばさんの豆大福だけは大好物です。

出町ふたばさんの本店は下賀茂神社から歩いていける距離なので、観光のついでに立ち寄れます。

スポンサーリンク

出町ふたばの豆大福は本店で購入するとさらにおいしい

もちろん百貨店で購入してもおいしいのですが、出町ふたばの豆大福は添加物なしで賞味期限は「本日中」。

新鮮さも売り物なので、やっぱり本店で購入して出来立てを食べると、さらにおいしい。

出町ふたばの本店は庶民的な感じの店構えで、最初に行ったときは和菓子屋さんっぽくなくて驚きました。

京都でよく見るお漬物屋さんくらい間口が拾くて、店の前も長い行列ができています。

でも手際がいいので、行列の長さのわりにはそんなに長い時間は並びません。

平日の昼間なら10分前後くらいだと思います。

豆大福はショーケースに並ぶ暇もなく、出来立てが並んだ箱の中から飛ぶように売れます。

なので本店で購入する豆大福は常に出来立て。

私は本店で購入した豆大福を、すぐ近くの鴨川の河川敷で、出来立てほやほやの状態でいただいたりします。

お天気のいい日だと、ピクニック気分でおいしさもひとしお。

そして作りたてだと、お餅の部分がひときわやわらかくて、さらにおいしいです。

関連ランキング:和菓子 | 出町柳駅今出川駅

他の豆大福との差は歴然

他の豆大福も食べてみましたが、やっぱり出町ふたばの豆大福とは一味も二味も違います。

創業した明治時代には、薪やお花を頭に乗せて売り歩いていた大原女たちが小腹を満たすために買っていたそうです。

大正時代には、近辺の大学生たちがおやつに購入していたのだとか。

人々に飽きられることなく、時代を超えて、ずっと愛され続けている出町ふたばの豆大福のすごさ。

スポンサーリンク

出町ふたばの豆大福のおいしさの理由

豆大福の豆の触感が違う!

他の豆大福と大きく違いを感じるのは、出町ふたばの豆大福の豆です。

ぱさつきもなく、ふっくらとしています。

そして他の豆大福のように、お餅の中に紛れている赤えんどう豆がふにゃふにゃしていません。

かといって固いというわけではなく、ちゃんとやわらかいのですが、しっかり噛み応えのあるやわらかさ。

お餅と一体化してなくて、ちゃんとお餅の中で赤えんどう豆が主張している感じです。

豆大福の前の塩加減が絶妙!

これも他の豆大福と違うと感じる点なのですが、出町ふたばの豆大福は入っている豆の塩加減が絶妙です。

しっかり塩味。しょっぱいまでいかない、おいしい塩味。ポテトチップスくらの塩味。

隠し味程度の塩味じゃなくて、しっかり塩味を主張する感じ。

中のあんこのあまさと、豆の塩味、この2つの味が口の中に広がります。

この甘さとしっかり主張する塩味が、やみつきになる理由の1つ。

豆大福の豆の量が違う

出町ふたばの豆大福には、この豆だけでもおいしいと思われる豆が、ふんだんに入っています。

しっかりと塩味の効いた、豆の存在を主張しながらもお餅やあんこによく合うこの豆が、ごろごろ入っているところも、おいしさの秘密だと思います。

豆大福のお餅のとけてしまいそうなやらかさ

出町ふたばの豆大福の、お餅の部分。

きめが細かく、やわらかいのはもちろん、口の中でとけてしまいそうなお餅というのが初体験でした。

どっしり系のお餅じゃなくて、ふわふわの口当たりです。

あんこも口の中でとけていく、きめの細かさ

あんこがまた感動です。

きめが細かい!口の中でとけていくようです。

豆大福を持った瞬間は、どっしりとした重みを感じるのですが、あんこ自体はどっしりといった感じのあんこじゃなくて、口の中に入ったときは軽さを感じます。

このふわふわできめの細かいお餅の部分が、同じく中のきめのこまかいすっととけていくような感触のあんこと相まって、お口の中に至福のときが広がります。

スポンサーリンク

こういうお金で買える、ささやかな幸せに癒されています。