夏の暑さにぐったりしながら外出先から帰宅した日に、がっつりと食事を作る元気はないけれど、何かおいしいものが食べたいなあ、というようなときに作るレシピです。
何も考えずに、ひたすら冷蔵庫にある野菜を多めの油で焼いて、ダシの中に放り込んでいけばできます。
中途半端に残った野菜を消化できる、お財布にやさしいレシピです。
夏でもたまに煮物は食べますが、基本的に煮物は冬に食べるとおいしいイメージ。
夏は炒め物のイメージですが、なんだか炒め物の気分じゃないなあ、でも野菜を食べたいなあというときに、便利なのが「揚げびたし」。
揚げた野菜を熱いまま、だしの中に漬けこんでいくお料理です。
おいしくて、夏にぴったりのお料理で大好きなのですが、ズボラな私は揚げ物をした後の油の処理や、洗い物が面倒なので、これを揚げずに焼いて作ってます。
名付けて「焼きびたし」。
お野菜を揚げずに焼きますが、多めの油で焼けば、しっかり揚げびたしのようにおいしくなります。
この料理の、もう1つ便利な点は、冷蔵庫に中途半端に残った野菜を集めてできること。
冷蔵庫のあまり野菜を、無駄なく使ってできるお料理です。
「夏野菜の焼きびたし」の材料 3人分
- なす 1本
- オクラ 3本
- しいたけ 3枚
- じゃがいも 半個
- たまねぎ 半個
- かぼちゃ 4分の1個
(つけ汁)
- 水 300cc
- 和風だしの素 小さじ2
- しょうゆ 大さじ3
- みりん 大さじ3
- にんにく ひとかけ
- しょうが ひとかけ
※にんにくとしょうがはなくてもOKです
※野菜は他に、ズッキーニ、れんこん、アルパラガス、パプリカ、ピーマン、ししとう、えのき、しめじなどでもできます。
「夏野菜の焼きびたし」の作り方
(※写真は材料の3倍の量で作っています。常備菜としてのストック用。)
①タッパーの中につけ汁の材料を全部入れる。
②多めの油で焼いた野菜を、熱いままタッパーの中に漬け込んでいく。
③20分ほど漬け込んで味がなじんだらOK。
※1日、2日と時間がたってもおいしいので、常備菜にもおすすめです。
とはいえ、食いしん坊家族の我が家では、常備菜のつもりで多めに作った焼きびたしも、あっという間になくなりました。
くやしいのでつけ汁に少し醤油を足して、冷蔵庫にあった山芋を適当に切って、生のまま漬け込んで翌日食べました。
山芋を漬けると、汁がどろどろになるので、山芋を漬けるときは単品で漬けるほうがいいです。
たまたま冷蔵庫に山芋があったので、思いつきで漬けましたが、そこそこおいしくいただけました。