生クリームを泡立てるのだけ頑張れば、あとは超簡単なデコレーションケーキの作り方です。
ぶきっちょでも、それなりに見えるデコレーション方法もご紹介します。
生クリームを使用しますが、絞りだしはしないので、絞り口も技術も不要です。
生クリームは角がたつくらい泡立てるとあるけど、どのくらい泡立てるかわからない!
生クリームのホイップが足りなくて、絞り出しの模様ができない!
というときにも、この作り方だと大丈夫です。
しかも安上り。
デコレーションケーキは、お菓子作りが好きな人しかできないと思っていました。
普段の食事の盛り付けも、きれいな盛り付けはできません。
パーティー料理のような、見た目が華やかな、きれいなお料理も作れません。
私は、自他ともに認めるおおらか(ずぼらとも言う)人間。
長年、洋裁や編み物をしているので、手先が器用と思われていますが、実は不器用。
洋裁も編み物も、長年やっているわりには簡単なものしか作りません。
ですから、器用さ、美しさ、繊細さが求められるデコレーションケーキ作りには、長年、手を出さずにいました。
器用さ、美しさ、繊細さ、きっちりさ、すべて私の性格にはありません。
が、しかし。
昨今のクリスマスシーズンのケーキの値段が高い!
高いうえに小さい!
食いしん坊な身としては、高価で小さなクリスマスケーキというのは、せつない!満足できない!
ということで、数年前にデコレーションケーキに挑戦してみたら。
案外、できるんです!
ずぼらに作ってしまう方法を見つけました。
以降、バースディーケーキも作っています。
安上りです!
簡単です!
時間もそんなにかかりません。
なぜなら。
市販のスポンジケーキを使うからです。
ぶきっちょでも雑でもできる!超簡単デコレーションケーキの作り方
市販のスポンジケーキを買います
近所のスーパーには、いつもあります。
お値段は5号サイズで¥298
このスポンジケーキ、モンドセレクションで3年連続金賞を受賞するだけあって、ちゃんとおいしいです。
そしてこのスポンジケーキのうれしいところは、もう1つ。
あらかじめ2枚にスライスしてあります!
ぶきっきょな私としては、スポンジケーキをきれいに均等にスライスすることすら超難関。
あらかじめスライスしてあるので、断面も美しくなめらかです。
このスポンジケーキさえ買えば、あとは生クリームをホイップしてケーキに塗りたくり、季節のフルーツなどを乗せるだけ。
ホイップクリームを泡立てるのだけ頑張れば、あとは簡単。
では作り方です。
超簡単デコレーションケーキの材料
(5号サイズ)
- 「つくってHAPPY(サンラヴィアン デコレーションスポンジ台)」など市販のスポンジケーキ 5号サイズ
(「つくってHAPPY」にはプレーンとチョコレートの2タイプありますが、今回はプレーンタイプを使用)
- 生クリーム 200ml
- 砂糖 20g(甘めが好きだったら30gくらい)
- 季節の果物(今回はいちごを使用しましたが、柿やキウィで作ったこともあります)
5号サイズで直径15センチくらいです。
大人3人家族では小さいかな?と感じますが、4~6人用のサイズなので、3人だとたっぷり食べられます。
それに5号サイズくらいの大きさは、ぶっきっちょな身としては扱いやすいようにも思います。
生クリームも果物もフレッシュな状態なので、ヘタなケーキ屋さんよりもおいしかったりします。
スポンジケーキ¥298、生クリーム¥298、いちごは奮発してあまおうを買ったので¥780
製作費¥1376なり。
超簡単デコレーションケーキの作り方
①洗った後キッチンペーパーでやさしく水気をふき取ったいちごのうち、スポンジケーキの間にはさむくらいの量を、うすく(3~5ミリくらい)にスライスする。
平らなお皿に並べながら切っていって、だいたいスポンジケーキの断面をおおえるくらいの量のいちごを切ります。
②生クリームに砂糖を入れて泡立てます。
生クリームを入れるボールに油気や水分があると泡立ちにくいので、ボールはよく洗って水分もよくふきとっておきます。
生クリームは泡立てる直前まで、冷蔵庫で冷やしておきます。
夏や、冬の暖房の効いた中で作業するときは、ボールのまわりを氷で冷やしながら泡立てると早くホイップできます。
プラスチックのボールよりも、金属製のボールのほうが冷気が伝わりやすく早くホイップできます。
私は根性がないので、電動ミキサーを使用。
生クリームはホイップしすぎると分離するらしいです。
根性のない私は、そこまでホイップしたことがないので未経験ですが。
そして角がたったので、これくらいかな?と思ってここでやめたのですが、結構、ゆるめ。
たぶん絞り出しでは、模様が出ないくらいゆるいです。
でも、いいんです!大丈夫です!
っていうか、もうホイップに飽きたので、次の工程に移ります(笑)
③スポンジケーキの断面に、ホイップした生クリームを適量塗り(5ミリ~1センチくらの厚さ)スライスしたいちごを並べます。
食いしん坊なので、ここで欲張って果物を何段かに並べたこともあったのですが、ここにあまり果物をはさみすぎると、食べるために切り分けるときに、くずれやすいことが発覚。
きれいに切る自信がない人は、ここにあまり果物を何重にも重ねないほうが無難です。
そしてなるべく、すきまなく、平らになるように果物を並べます。
へた部分や、いちごの端っこの部分などはひっくり返して丸い断面が上になるように置いてます。
④上にもう片方のスポンジケーキをのせ、その上に残りのホイップした生クリームを全部ぶちまけます。
⑤それをステーキナイフやバターナイフなど、平らなもので、ケーキの側面にも広げます。
表面をきれいになめらかにしよう!と頑張る必要はありません。
スポンジケーキが生クリームで、見えなくなればオッケーです。
⑤あとはその上にいちごを置いていきます。
まずはど真ん中に1つ。
対角線上に4つ置きました。
あまり端っこに置くと、生クリームの雪崩が起きます。
端と思われる場所(生クリームを分厚く塗っているので、もはや端っこがどこかは、当てることが難しい状態です)から、2~3センチは内側にいちごを置くのがコツです。
まだいちごが余っているので、隙間にもいちごを置いてみました。
これでもまだ、いちごが余ったので、さらに隙間に置いていきます。
残りのいちごをすべて、乗せました。
ちなみに、横から見たらこんな感じ。
隙間を大きくするために、若干いちごを動かしたので、いちごの下のほうが生クリームで汚れました。
それをごまかすために、いちごを傾けたりしたので、いちごがあちこち向いています。
これ、やっぱり、いちごはいっせいにそろって、上に向かってつんととんがっていたほうがかっこよかったと思います。
某CMの
「ご利用は計画的に」
という言葉が頭に浮かびます。
デコレーションも行き当たりばったりでなく、計画的にやったほうが、絶対きれいに仕上がると思いますが、
私には無理!
これからもこんな、いきあたりばったりのデコレーションになると思います。
でも、このくらいちょっと不格好なほうが
「『作った』なんて言ってるけど、本当は買ってきたんじゃないの?」
と疑われることはありませんし、ラブラブなカップルなら
「一生懸命に作ったんだな。かわいいやつめ」
と思ってもらえるかもしれません。
責任は持ちませんが。
でも、この方法なら、夕食を作った後の余力でも、デコレーションケーキを作れます。
生クリームを泡立てた器具は洗う前にココアに投入
そしてデコレーションケーキを頑張って作った、自分へのご褒美がこれ。
ココアを入れて、生クリームがついている電動ミキサーやステーキナイフを、ココアの中で洗います。
生クリームたっぷりのココアを飲んで、一息ついて。
頑張った自分へのご褒美とします。
この際、カロリーは気にしない!