アラフィフにして、生まれて初めて青春18きっぷを使って、大阪から岡山の犬島まで日帰り旅行しました。
初めて青春18きっぷを使った感想と、犬島をまわったときの、そのご報告です。
犬島!
アートフェスティバルの規模においても、島の大きさにおいても、同じ瀬戸内海の直島に比べると地味な印象ですが、行ってみると、そのこじんまりさが魅力だなあと思いました。
また行きたい!と思うくらい、いいところでした。
アラフィフでも、鉄道ファンでなくても、青春18きっぷは楽しめる
青春18きっぷといえば、鈍行列車でのんびりと旅をするイメージででした。
アラフィフの体力では、無理かな?
鉄道好きでもないのに、長時間列車に乗って飽きないかな?
と心配しましたが、全然大丈夫。
特に鉄道好きでない私でも、のんびりと電車の窓から眺める景色にいやされましたし、長時間、電車に乗っていることも苦になりませんでした。
というか、これを機会に乗り鉄(鉄道に乗るのが好きな人)になってもいいと思いました。
列車の旅、よいです!
犬島のご紹介や、大阪からのアクセス方法は、「【青春18きっぷでアラフィフ日帰り旅行】大阪から岡山の犬島へ①」をご覧ください。
11:10犬島着。まずはカフェでパスタランチ
午前11時10分に犬島に着きました。
まだランチには少し早い時間ですが、朝早くから列車に乗っていたので、お腹はぺこぺこ。
犬島観光や、アート鑑賞は後回しにして、まずは腹ごしらえ。
犬島にあるウキカフェは午前10時開店なので、さっそくそこへ。
ウキカフェは、犬島の港から、民家の間の細い道を進んで、徒歩10~15分くらい。
家プロジェクトのI邸のすぐ前です。
※ウキカフェの営業時間などは、facebookページで確認できます。
店内は、古い民家に、昔ながらのストーブやおもちゃを飾って、ほっこりと和める感じで、かつ、おしゃれ。
お庭には、手作りのブランコや、にわとり小屋があるのですが、それもいい感じです。
パスタランチは2種類。
私はイカのトマトソースのパスタをいただきました。
パスタのお味も、ほっこり系のおいしさ。
料理上手な友達が、作ってくれた感じのお味。
イカが新鮮なせいか、やわらかくておいしかったです。
まずは家プロジェクトへ
ランチの後は、ウキカフェから近い、家プロジェクトから回りました。
実は犬島で船を降りると、港の前には製錬所の美術館があるので、船を降りた人たちは皆、まず製錬所美術館へと向かっていました。
私たちは船を降りた後は、いきなりランチをしにウキカフェへ行ったので、人の群れとは離れるかたちに。
ルートも家プロジェクトから回り始めるという、変則的な回り方だったので、人の群れとは離れて鑑賞できました。
アートとは別に、犬島はお花や植物もてんこ盛り。
(行ったのは3月下旬です)
こちらは築100年の古民家でのアート。
糸を集めたハンモックには、寝そべることもできます。
立派な梁と、張り巡らされた糸との対比がおもしろかったです。
アートの中に入って、回りを鑑賞するようになっています。
周りの焼杉の壁の家が連なる風景と、この細かいモザイクのような絵との対比がおもしろかったです。
製錬所美術館へ
家プロジェクトを見た後は、製錬所美術館へ。
都会では展示できないような、スケールの大きいアートで、楽しめました。
製錬所をそのまま使用しているので、
「ここが昔は製錬所だったんだな」
と歴史を感じる空間もよかったです。
アートを見た後は、美術館の裏側を散策。
海に面した崩れかけているレンガの風景もいいのですが、山側の階段を上るとまた違った風景が広がります。
今にも割れて崩れ落ちそうな煙突。
こちらは、すでに割れて崩れ落ちた煙突。
ギリシャのパルテノン風?
犬島は何気ない風景がいい!
犬島の魅力は、家プロジェクトや製錬所美術館のアートや、廃墟だけではありません。
島のたたずまい、何気ない風景など、ただ島をぶらぶらするだけでも楽しい!
こんな感じの道や、民家の間の細い道などをぶらぶらと歩きます。
山神社から見下ろすながめ。遠くに製錬所の煙突も見えます。
犬島は御影石の産地で、大阪城の石垣にも使用されるほど。
山神社は採石の安全を願って祀られているそうです。
小さな島なので、ちょっと歩けばすぐ海に行き当たります。
誰もいない海で、波の音を聞きながらボーっと過ごすなんていう、贅沢な時間の過ごしかたもできます。
犬島には、古い民家やお店が、たくさんあります。
ここは、昔の銀行?郵便局?
よく見ると、映画「スティング」で出てきた馬券売り場みたいな、昔の、木の枠の窓口や、公衆電話室が見えます。
犬島を回るおすすめのコース
【効率よく回るコース】
製錬所美術館→家プロジェクト→くらしの美術館(ビニールハウスと庭を鑑賞します)
【人の群れから離れて静かにのんびり鑑賞するコース】
・家プロジェクト→くらしの美術館→製錬所美術館→船が出る時間まで、チケットセンター横の海を見ながらボーっと過ごすか、島の中をぶらぶらする。
・家プロジェクト→製錬所美術館→くらしの美術館→船が出る時間まで、島の中をぶらぶらしたり、近辺の海辺で過ごす。
【人の群れから離れて静かに鑑賞したいけど、なるべく効率よく回るコース】
・くらしの美術館→家プロジェクト→製錬所美術館
※犬島でのランチはウキカフェの他、チケットセンターカフェ(船が着く港のすぐ前の黒い建物)、製錬所カフェ、在本商店などがあります。
※効率よく回れば、所要時間は3時間ほどと思われます。
犬島から大阪への帰りの行程は「【青春18きっぷでアラフィフ日帰り旅行】大阪から岡山の犬島へ①」をご覧ください。