万博記念公園にある国立民族博物館へ行ってきました。
国立民族博物館って、なんとなく堅苦しいイメージを持っていました。
民俗学的なものが展示されているのだろうなあ、という漠然としたイメージ。
ところが行ってみると、予想外のおもしろさ。
他国の人の生活雑貨や、ファッションなどが展示されていて、インテリアやファッション関係の雑誌をめくるような楽しさがありました。
ミュージアムトークが楽しい
私が行ったときは、「アルテ・ポプラルーメキシコ造形表現のいまー」という企画展をしていて、ちょうど行ったときにやっていたギャラリートークに参加することができました。
ギャラリートークは、日時と時間帯が決まっていて、チラシやホームページなどで確認することができます。
民俗学の教授と一緒に、説明を聞きながら展示物を見て回ります。
私が行ったときは、平日の午後でしたが参加者は十人弱くらい。
予約は不要です。
企画展の入り口付近に集合して、教授と一緒に回ります。
所用時間は1時間弱くらい。
見るだけではわからないことが聞けたり、気になったことを質問できたりして、深く展示物を鑑賞することができました。
国立民族博物館は写真撮影オッケー(三脚とフラッシュは禁止。撮影禁止のマークがあるところは撮影しないでください、とのこと)だったので、写真も撮りました。
これは、メキシコの毛糸絵。
毛糸を板に張り付けて描いたもの。
色彩やデザインが、メキシコっぽくてかわいらしい感じです。
他にも陶器や壁画の写真など、おもしろいものがたくさん展示されていました。
国立民族博物館は、エリアごとに分かれていていろんな生活を見ることができます
アジア、アフリカ、アメリカ、中東など、エリアごとに分かれています。
かなり広いので(ゆっくり見たら3~4時間くらいかかりそう)、時間がないときは、気になるエリアだけ見るという手も。
それでもかなりの展示数があるので、見ごたえは十分だと思います。
各国の家の中や街並みを再現したり、ファッションやファブリックを展示したり、お面や人形のコーナーがあったりする中で、こんな車をまるごとなんて大物の展示もあって楽しいです。
どことなく日本のものと似ているところがあるような気がして、文化は違う土地から土地へと伝わっていくんだものなあと感慨深かったり。
こんなふうに、いろんな時代の国や民族の住まいの中を再現してあるのも、暮らしぶりが見れて楽しいです。
こういうインスタ映えしそうなものも、たくさんありました。
たしかニュージーランドの穀物蔵だったとおもうのですが、このおしゃれさ!
韓国ドラマにハマっている私としては、韓国のコーナーは時代劇の世界なので、1人でテンションアップ。
国立民族博物館には音楽好きにはたまらないかも
国立民族博物館には、楽器のコーナーもあって、特にギターの数が半端ないくらい展示されています。
ロックやブルースのレコードやCDと一緒に、さまざまなギターが飾られているので、音楽好きにはたまらないかも。
その一角には、大阪が誇るブルースシンガー、憂歌団の木村さんのギターも展示されています。
国立民族博物館に展示されるなんて、ファンの1人としては、嬉しくて狂喜乱舞しそうになりました(笑)
木村さん、すごい!
大阪の国宝!(府だから府宝?)
国立民族博物館はおもしろそうなイベントがめじろ押し
私はたまたま行ったときにギャラリートークがあったので参加しましたが、国立民族博物館ではギャラリートークのほかにも、おもしろそうなイベントがめじろ押しです。
例えば、今回の企画展「アルテ・ポプラルーメキシコ造形表現のいまー」では、パン作りのワークショップが開催されたり、メキシコの民謡のコンサートなどもあったようです。
民俗学や人類学の研究成果の講演や、「イタリアにおける人と食のかかわり」などのテーマでのゼミナールや、映画会なども開催されていますし、「ハンティの文様の世界―フェルトのコースターづくり」なんていう楽しそうなワークショップも開催されています。
国立民族博物館
【住所】〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10−1
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】・毎週水曜日
※水曜日が祝日の場合は翌日が休館日・年末年始(12月28日~1月4日)
万博記念公園は、のんびりするにもうってつけですが、国立民族博物館で他の国の文化にふれたりするのも、知的好奇心が刺激されて楽しいです。
万博公園ののんびりできるスポットと、森の足湯についてはこちらに書きました。
太陽の塔の中を見学したときのようす、予約方法などについてはこちら。
万博公園のソラード(森の空中観察路)についいてはこちら。
万博記念公園に、最近新しくできた「薪窯ピッツァ・カフェ NORTH GARDEN(ノースガーデン)」についてはこちら。