京都の瑠璃光院 春の特別拝観で青もみじと苔の幽玄の世界を堪能

春と秋だけ一般公開される瑠璃光院。

比叡山の玄関口、京都の八瀬比叡山口にあります。

2018年秋の特別拝観は10月1日(月)~12月10日(月)の10:00~17:00まで。

拝観料は2000円。

春は苔と青もみじの緑の世界、秋は苔の上の紅葉を楽しむことができます。

特別拝観中は、かなりの人が訪れますが、その見事な庭園は一見の価値ありです。

私は2018年の春の特別拝観に行ってきました。

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瑠璃光院へのアクセス

出町柳駅から叡山電鉄の八瀬比叡山口行に乗って、終点の八瀬比叡山口で降ります。

そこからは徒歩5分ほど。

駅の改札を出て右へすすむと、すぐに高野川にかかる橋が見えます。

その橋を渡って右側に進むと瑠璃光院です。

地下鉄の国際会館駅から京都バスの大原・小出石行に乗って、「八瀬駅前」で降りると徒歩7分だそうです。

観光シーズンは道が混みがちなので、電車のほうがいいかもしれません。

叡山電鉄:出町柳駅から八瀬比叡山口駅までは15分程。

出町柳駅へは京阪電車で出町柳駅まで行けば、そこから叡山電鉄の出町柳駅まですぐです。

山門から玄関まで

私が瑠璃光院へ行ったのは、2018年春の特別拝観期間中の、5月下旬の木曜日です。

9:30頃に到着しました。

通常、特別拝観の時には、10時の開門前から行列ができていると聞いていたのですが、私が到着した時には並んでおられるのは10人前後くらい。

木曜日は瑠璃光院近辺の飲食店がほぼ全店お休みなので、そのため人が少なかったのかもしれません。

道をはさんだ向かい側のスペースにロープが張ってあり、そこに並びました。

門はまだ閉まっていますが、この山門の立派なもみじを見て、おのずと期待が高まります。

でも10時に開門して、20分ほどたつとどっと人が増えました。

入ってすぐの階段です。ここからとても趣きがあります。

 

 

 

 

 

そんなに広くない、でもこじんまりと言うには広い、という感じ敷地です。

山門から玄関までの距離は短いのですが、あまりのお庭の素敵さにゆっくりと進みたくなります。

お庭の美しさに、ついついシャッターを押してしまいます。

写真が趣味のかたなら、たまらない風景かもしれません。

建物の玄関前には、池で泳ぐ鯉の姿が見られます。

青もみじ、池の水、鯉、とても日本的な情緒のある風景です。

撮影のちょっとしたコツ?

建物の玄関を入るとまず2階に通されます。

瑠璃光院と言えば、この写真。

まっさきのこの有名な写真の実際の姿を見ることができます。

冒頭の写真は、有名な写真を真似て撮ったもの。

この机の上にカメラを置いて撮ります。

ただ、この机の上は写真を撮る人たちで込み合います。

ちょっとした隙にさっと撮るか、人混みが落ち着くのを待つか、です。

叡山電鉄で来る人が多いので、電車が到着した時にどっと人が増えます。

次の電車が到着するまでの短い間、少し人混みがましになる時があるので、それを待って撮影するのも手です。

ちなみに廊下にも、もみじがうつりこんでいます。

瑠璃光院の建物内は一方通行

これは同じ2階にある、違う窓から見えるもみじです。

このりっぱな大木ももみじです。

前夜に雨が降っていたので、まだ水滴がもみじに残っていて、写真ではわからないのですが、ラメのように光ってきれいでした。

このもみじと比叡山が見える窓は、比較的すいてます。

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瑠璃光院の建物の中は、一方通行です。

2階から1階へ。そして渡り廊下を歩いて、別棟へというコースです。

先にすいている1階を見てから2階へ、というような逆順は無理なので、人の群れが少しはけるまで、こういった比較的すいている窓のそばに座ってのんびり待つのもおすすめです。

いただいた写経セットは2階で書きます

山門を入る時に、写経セットをいただきます。

2階に写経をするコーナーがあります。

お経の文言の意味も書いてあります。ボールペンはいただけます。

書いたお経は1階の仏像の近くに、おさめる場所があります。

1階の窯風呂へ

2階から1階へ階段を下りたら、窯風呂に通じる小さな廊下があります。

見学は自由。中に入れます。

飛鳥時代に使われていたと言われる窯風呂。太古の昔に想いをはせながら、中に入って寝転んでみることもできます。

1階の瑠璃の庭へ

雨に濡れると塗り色に輝く石があることから瑠璃光院を名付けられたそうです。

この1階では、有料ですがお庭を見ながらお抹茶をいただくこともできます。

渡り廊下?を進んで臥龍の庭へ

渡り廊下を進んで別棟へ渡り廊下?のような部分を進んで 臥龍の庭がある別棟へと進みます。

この渡り廊下のようなところにお土産などを売っているお店や、おトイレがあります。

おトイレは別棟にもあります。

また、仏像もあって、時間によっては、お坊さんがお経をあげておられることも。

別棟に進むと、私が行った時は、奥の部屋で自由ほうじ茶をいただけるようになっていました。

ほうじ茶をのみながら、のんびりとお庭をながめるという、至福の時を過ごしました。

臥龍の庭も素晴らしいのですが、玄関(こちらの玄関は出入りできません)近くの小さなお庭もこじんまりとしながら、とても感じのよいお庭でした。

帰りは徒歩すぐの美術館へ

瑠璃光院の拝観料をおさめると、写経セットと、この美術館の入場券もついてきます。

実はこの「ルイ・カール美術館」は入場券が無くても入れます。

入場料無料(笑)。

でも、落ち着いた邸宅の中に、アールデコ風のレトロでおしゃれな感じの絵を見ることができます。

そして、有料ですがコーヒーをいただくこともできます。

高瀬川のほとりにてお弁当でランチ

木曜日は駅周辺のお店は、ほぼ全部お休みです。

お天気がよければ、お弁当やおにぎり持参で、駅と瑠璃光院の間を流れる高野川のほとりで清流をながめ、気持ちのよい風に吹かれながらお昼を食べることができます。

瑠璃光院からだと、一度、駅のほうに戻って駅のすぐ裏手くらいに川べりに降りる道があります。

午後は比叡山へ

せっかくここまで来たら、ケーブルに乗って、比叡山へ行かれることをおすすめします。

ケーブルの駅はここから歩いてすぐです。

比叡山全部を回る時間はなくても、ケーブルを降りてすぐのところにあるガーデンミュージアムなら、のんびりと回れます。

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琵琶湖も見渡せるし、お花や比叡山っぽい道もあったりするので、おすすめです。