池田にある小林一三(こばやし いちぞう)記念館に行ってきました。
正直に言うと、池田にある小林一三(こばやし いちぞう)記念館に行ったのは、行きたくて行ったわけではなくて、そのエリアで時間をつぶす必要があったからです。
そのあたりでさくっと見られて時間をつぶせるなら小林一三記念館かなあ、という感じでのチョイスだったのでそんなに期待せずに行ったのですが、行ってみたら大満足。
展示室もあって、それまでよく知らなかった、小林一三という人のやってきたことや、生き方には
「えーっ!」
と驚かされましたし、木の作りの立派な門を入ったときには、昔の日本家屋のお屋敷を見るんだろうなと思っていたら、アルプスの少女ハイジの家をお金をかけて立派にしたような洋館が出てきて、中に入れば私好みの昔の和洋折衷で重厚でシンプル内装に、ずーっとわくわくどきどきしっぱなしでした。
阪急グループの創始者小林一三さんについては、こちらに書いています。
小林一三記念館について
小林一三記念館は国登録有形文化財
昭和12(1937)年に完成した小林一三の旧邸「雅俗山荘(がぞくさんそう)」と、日本で最初の椅子式の茶室「即庵(そくあん)」、京都の寺院から移築されたと言われている茶室「費隠(ひいん)」能勢町にあった庄屋から移築したと言われる「長屋門」、すぺいん瓦をのせた「塀」は、国登録有形文化財です。
小林一三記念館へのアクセス
最寄りの駅は阪急電鉄宝塚本線「池田駅」です。
駅に1つだけある改札を出たら、右に進みます。
そこから地図の通りに北へ進みます。
途中までは平地なのですが、途中からびっくりするような傾斜の坂道が続きます。
覚悟してください。
でも息を切らして坂を上ってまで、小林一三記念館に行く価値はあります。
詳しいアクセスは、小林一三記念館のホームページのリンクを貼っておきます。
営業時間
月曜日(祝日の場合は翌日に振り替え)と年末年始はお休みです。
料金は300円。中学生以下は無料。
時間は10時から17時まで(入館は16時半まで)
小林一三記念館のようす
写真撮影禁止の文字がなかったので、中をちょとだけ撮影しました。
(さすがに展示室は、だめだろうと思って撮影していません)
上の写真は、雅俗山荘(がぞくさんそう)の内部、書斎です。
こういう、昔の日本の和洋折衷な感じが好きです。
今見ても古臭くなくて、新鮮でおしゃれだと思います。
一三さんが、座っておられたんでしょうね。
奥に見えるのは浴室なんですが、これもかわいらしい雰囲気です。
浴室の左にちょっとだけ見えているのは、炊事場。
昔の人向けに、現代の炊事場よりも低くなっていて、しかも木製です。
お庭から見た、雅俗山荘(がぞくさんそう)です。
秋に行ったので、もみじがちょうど紅葉していました。
こじんまりとしたお庭なのですが、変化にとんだ景色で、目を楽しませてくれます。
小さなお庭に、よくできたしつらえだなと思います。
小林一三さんや、訪問客も、ここを歩いたのでしょうか。
こうして見るとうっそうと茂ったお庭のようですが、こじんまりとした居心地のよいお庭です。
お茶室の横の道は、茶人だった小林一三さんが通ったに違いありません。
小林一三さんが通ったところを、私も歩いているということが感慨深い。
雅俗山荘(がぞくさんそう)の1階には、フランス料理をいただける邸宅レストラン「雅俗山荘(がぞくさんそう)」があります。
クラシックな雰囲気で、お庭をながめながらお食事ができるようです。
いいな、1度お食事してみたい!と思わず思ってしまうレストランです。
「雅俗山荘(がぞくさんそう)」のホームページ。
ランチやお茶するなら「神宮茶処あじゃり」がおすすめ
小林一三記念館の行きか帰りに食事やお茶をするなら、職業安定所の西側にある「神宮茶処あじゃり」がおすすめです。
メニューはオーガニックな手作り系のお店ですが、おいしい!
私は休憩したくて、帰りに「神宮茶処あじゃり」へ行きました。
お抹茶(甘味付き)で500円。
お食事もおいしいみたいです。
「神宮茶処あじゃり」のホームページです。
お土産は「福助堂」の大福かでっち洋かん
小林一三さんも、この「福助堂」の大福がお好きだったそうです。
「神宮茶処あじゃり」を出たら目の前の道路を西側へ、職業安定所とは逆方向へ進むと「福助堂」はあります。
1841(天保12)年創業の老舗です。
老舗なのに庶民のお店という感じの店構えは、地域に根差してお商売してきはったんやな、と好感が持てます。
ここは大福、とくにフルーツ大福がおいしいらしいのですが、私は洋かん好きなので、でっち洋かんをセレクトしました。
福助堂のホームページ。
京都の変な(ごめんなさい)お店で買うより、福助堂のほうがおいしかったです。
小林一三記念館は、平日だと閑散としていて人も少なく、のんびりできます。
リフレッシュにもおすすめ。
そして展示室では、小林一三さんの生き方に勇気や元気をもらって、カツを入れられました。
阪急グループの創始者小林一三さんについては、こちらに書いています。