失敗してふくらまなかった蒸しパンを、なんとか再生できないか実験してみました。
スーパーで、さつまいも入りのおいしそうな蒸しパンを見て
「作ってみよう」
と思ったのが運の尽き。
レシピを見てみたら、ケーキに比べると蒸しパンはバターや油、砂糖などの量が少ない!
万年ダイエット中の(←しかも気持ちだけで、取り立てて何かやっているわけではない)私としては、蒸しパンすごい!カロリーも少ないはず!とすっかりやる気になりました。
作り方も簡単そうでしたし。
そうです。
作り方は簡単です。
要は材料の分量を、ちゃんとレシピどおりに作ればいいだけのこと。
今回の私の敗因を分析しますと、ベーキングパウダーの量が少なかったのです。
そりゃ、ふくれへんっちゅうねん!
私は、年に2~3回しかお菓子作りをしないので、前回使った残りのベーキングパウダーが、分量分に少し(3~4グラムほど)足りませんでした。
「ちょっとくらい足らんでも(←もしかしたらちょっとじゃないかも)ふくらむやろ」
と思ってしまった、おおらかな(別名:大雑把な)私。
いくら小分けされて密閉されているものでも、古いベーキングパウダーはふくらまないということは知っていたので(←失敗済み)、前回使った残りは冷凍していたのですが、この冷凍していたベーキングパウダーも、いつのものだったか。。。。
もしかしたら1年以上たっていたかも(泣)
新しくないベーキングパウダーだったうえに、分量も足りないときているので、そりゃふくらまないはずです。
その結果がこちらです。
コロコロと入っているのは、さつまいもです。
食べれないことはないです。
ふわっと感はまったくありません。
食感は、どっしり、どすこい、重量感ありな感じ。
見た目は
「ヨーロッパのとある田舎で、昔から家庭で作られている伝統的な焼き菓子」
と言ったら、純真な人ならだませるかもしれないといった感じ。
でも、いかんせん、どっしり、どすこいな食感なので、蒸しパンのような軽さは皆無。
これ、食べられないことはないんですが、これから焼いた分全部(全部で8個)を食べきるのはつらい。
家族は食べてくれないのは、わかってます(泣)
捨てるのもしのびない(←食べ物を捨てるとバチが当たると言われて育った人)
なので失敗した蒸しパンを、なんとか再生できないか、悪あがきしながら実験してみました。
名付けて
「ふくらまなかった失敗作の蒸しパン再生実験」
ふくらまなかった失敗作の蒸しパン再生実験
実験その一
蒸しパンを縦に1センチ幅くらいにスライスし、塩コショウをふったものと、黒砂糖をふったものを用意。
(左の2つが黒砂糖組で、右の3つが塩コショウ組です)
これをオーブントースターで、こんがりきつね色になるまで焼きます。
実験結果。
塩コショウのほうが、パンっぽい感じになって好きでした。
ロシアの黒パンのようなどっしりしたパン(←そりゃ、ロシアの黒パンのほうがおいしいけど)に近い感じ。
実験その二
同じく1センチ幅ほどにスライスした、蒸しパンの失敗作を、オーブンに使用できる容器に入れて、塩コショウして、少々のバターを乗せ、こんがりきつね色にオーブントースターで焼く。
実験結果。
こちらも、バターのしっとり感と香りがして、よりおいしくなりました。
結果発表!
どれも、失敗した蒸しパンをそのまま食べるよりおいしくなりましたが、私は塩コショウしてオーブントースターで焼いたのが、一番好きでした。
そんなに、悪くない感じになったかと思います。
でも何より、今回の教訓!
次回からは、ベーキングパウダーは新しいものを使う!
ベーキングパウダーの分量もレシピどおりに作る!
でも、すぐ忘れるんだなあ。。。。